ワンランク上の日本語

地元で納涼祭がありまして、たいへんローカルなレベルでなかなか頑張って開催されていました。
午前中のビニールプール遊びなどはお天気が悪くかわいそうでしたが(張り切って準備した大人もかわいそう^^;)午後からはだいぶ晴れ間も見え、私は夕方からの落語を聴きに行ってきました。
落語家さんは、有名になる一歩手前くらいの方かなぁ^^;;;
でもプロですからやっぱり面白いです。
ほんと何度でも思わず噴出しちゃうからすごいです。
子供も、静かにしていることを条件に入場を許されましたので、いたのは小学校中学年以上でしょうか。
確かに静かにはしていましたが、お菓子を食べながら、もぞもぞ、もぞもぞ。
ちょっと子供たちを横目で観察していました。
落語聞いてるのかな?面白くないのかな?
私の観察結果。
小学生には、落語は言葉として耳に入っていないのではないでしょうか。
もちろん日本語なので単語はそれなりに聞き取れていると思うのですが、それが頭の中で意味を成していないのではないかと私は疑っています。
落語のような話し方って子供たちの日常ではまったく聞きませんからね。
それが大人になるにつれ、たとえ単語がいくつかわからなかったとしてもちゃんと意味が取れるように、成長するのですから人間たいしたものです。
外国語の勉強ではそういうことはよく思いますが、母語でもやっぱり同じように徐々に&確実に進化していく気がします。
落語の上質な言葉のひとつひとつがきちんと耳に入ってくる大人になって欲しいものです。
あ、私もね、そいう大人になりたいです!!!

コメント

  1. あえか より:

    核家族の子どもとおじいちゃんたちと一緒の子どもじゃ、
    言葉の豊富さがやっぱり違いますよね。
    同年代だけで遊んでいるとその中で完結してしまうので少ない語彙数でも通じるけど、
    社会に出ると理解できないから「日本が通じない」って言われちゃうんだろうな。
    いろんな年代や価値観の人と触れあうことで、
    自然と言葉が蓄積されていくんでしょうね。
    今はわからなくても、落語を聞くことで、
    体のどこかにきれいな日本語が蓄積されていくと思うので、
    いろんな話を聞いてほしいですね。
    私もいろんな話聞きたいです。

    • ラ・ロズレ より:

      そうですね、加えて本も読まないとホントにイマドキの言葉だけになってしまいますね。
      落語って、お蕎麦を食べている動作やお茶を飲んでいる動作から、自分の頭で想像(妄想?)して楽しむものなので、脳の中に駒が少ないと難しいのかもしれません。
      テレビのように情報がすべて送られてくるのでなく、自分で場面構成していく点で、大人の脳トレにもなるかも?と思いました。

  2. Keiko より:

    落語、だーーいすきです。
    時々Youtubeで聞いています。
    先日NHKWorldで英語の落語を聞いてびっくりしました。
    外国人の噺家さんなのですが、それは見事にこなしていましたよ。
    一生懸命勉強すればあそこまでなれるんだと関心しました。

    また横道にそれましたが、本当に綺麗な日本語がいつまでも伝わるように願いたいです。
    同世代の方が今風の言葉遣いをしていると違和感を感じます。

    • ラ・ロズレ より:

      イマドキの子より、日本を猛勉強している外国人のほうがよっぽど言葉を知っていたりしますよね。
      落語を勉強するということは言葉だけでなく文化全体を勉強するわけですから、ホントたいへんだと思います。
      Keikoさんももしかしてイタリア語のジョークとか得意ではありませんか?(何かと笑わす方向に行く関西人のDNAが!)
      可愛い子ならちょっと言葉が変でも「てへへ♪」で誤魔化せますが、年取るとそうもいかないので品のないオバサンにならないように言動には気をつけます・・・