制作ノート

むかーしむかし、まだRose Garden(本館)が発展途上だった頃。
私は自分のサイトでいろいろな実験をしていました。
あんなデザイン、こんなデザイン、あんなコンテンツこんなコンテンツ・・・。
その度に、今度はこんなのにしよう!と制作ノートを作って次回の予定を立てていました。
ふと目に付いたのでつらつらと読んでいると、2001年はFlash(ムービー。動画。)に凝っていて、「紙芝居」なんか作って遊んでいました。しかーし!制作ノートに書いてあるその内容のくだらないこと!我ながら頭を抱えてしまいました。
タイトルは『浦島町太郎』と『鶴の恩返し?(←思いっ切り疑問形)』
ほぉら、くだらない香りが漂ってきますね~。
結局紙芝居に採用になったのは『鶴の恩返し?』のほうで、しかも長くなるので結構はしょって作ったのでした。
(ムービー作りは私には向いていない作業でしたのでこの1回でやめました^^;)
恥をしのんで下書きを抜き出してみますが、くどいようですがホントにくだらないのであきれて機嫌を損ねないでくださいましね。

『鶴の恩返し?(疑問形)』

昔々、あるところに”よひょう”というローザリアンの若者がいました。
ある日、よひょうは罠にかかって苦しんでいる鶴を助けてあげました。
その数日後・・・
美しい女の子がよひょうの家にやってきました。
よひょうはその女の子を“つう”と呼び一緒に暮らすことにしました。
でも、よひょうは超ビンボーです。どうやって二人分の生活費を稼げばいいのでしょう。
「では、私が布を織りましょう。それを町で売ってください。でも、私が布を織っているところは絶対に見ないでくださいね。」
つうの織った薔薇の模様の布はとても美しいものでした。町に売りに行くとたいへん高く売れました。
そして二人は幸せに暮らしました。が、
よひょうはやっぱりつうが布を織っているところを見たくなったのです。
ちょっとだけなら・・・え”!? つ、鶴・・・じゃない・・・?
そこにいるのは薔薇の精だったのです。
「とうとう見てしまったのね。私は、あなたがお庭で育てている薔薇の妖精です。いつもお世話をしていただいているお礼がしたかったのです。さようなら。」
「つ、つうぅ~!!」(ローズっていう名前にしとけばよかった・・・(よひょう心の声))
そして、季節が巡り、今年もよひょうの庭では薔薇の花が満開になりました。
ところで、よひょうの助けたあの鶴はといえば、素敵な若鶴と幸せに暮らしておりました、とさ。

『浦島町太郎』

昔々、横浜市神奈川区浦島町に太郎というローザリアンの青年がいました。
海に面しているこのあたりも今ではJRに京急、第一京浜、第二京浜が走り、区画整理も行われています。
太郎は、海へ帰ろうとしてペットショップから逃げ出した亀が、車の多さに戸惑っているところを助けてあげました。
亀の行き先はもちろん竜宮城。太郎も当然亀の背中に乗りました。
竜宮城の美しさはまるで花園のよう。飲めや歌えの大騒ぎ。
そして太郎が地上に帰る時がやって来ます。
お土産にもらった玉手箱。
乙姫様は言いました。「開けずに庭に埋めておくように。」
帰ってみると月日は流れて太郎の庭は荒れ放題になっていました。
雑草が・・・肥料が・・・あぁぁぁぁぁ!
自棄になった太郎は「えーい面倒な!こうなったらジジィになってやる!」と玉手箱を開けました。
中からは白い煙が・・・?・・・出てきません。
中には、乙姫様の心づくしの薔薇の種や薔薇の小苗がたくさんたくさん入っていました。
嬉しくなった太郎は、また美しい庭を造りましたとさ。

(※神奈川区には実際に浦島太郎伝説があります。)

なんだか凹みますね。5年前の自分に。
浦島はさすがにボツにしましたが、恩返しの方は本当にRose Gardenに載せたかと思うとますます凹みます。
もっかい幼稚園からやり直したほうがいいでしょうかね。。。

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