小さなバラ園を見つけた話

お昼休みに周りの会話から「バラ」という言葉が聞こえてきたので耳ダンボしました。
それで帰りに見つけたバラの園。

歩道沿いの一角なのがお分かりいただけるでしょうか。
5/2に載せた「ソトバラ」のほんの数メートル先でした。

つるバラのフェンス、アーチ、スタンダード、鉢植え、ネームタグ、宿根草、などなど、バラ園に必要なものはひととおり揃っています。
しかも砂利が敷いてある部分は、ちゃんと人が歩けるようになっています。
砂利道から歩道を見るとこんな感じに見えます。

「Welcome」という札がかかっていたので足を踏み入れてみたら、陰で水やりをしている女性が見えたので念のため声をかけてみました。
どうぞ、ということだったので奥まで見せていただきました。・・・と言っても一周しても20歩くらいかと思いますが・・・。
この女性がどのような方なのか、それ以上話はしなかったのでわかりませんが、只者ではない感じがしますよね?相当な上級者ですよね?
もしかしたら、私が見たソトバラも、近くのバス停に置いてあるミニバラの鉢も、みんなこの女性の手がかかっているもかもしれない気がしました。

それで、思ったのですが・・・
バラ園ってこれで良いのではないでしょうか?
京成バラ園のような広大でむせ返るほどのバラが溢れるバラ園はもちろん必要です。
でもそんな手もお金もかかるのばかり作るわけにはいかないではありませんか。
それよりも、今日のこのような一角のバラ園がもし東京中にたくさんあったらどうでしょう?
楽しいと思いませんか?
お庭の内側のオープンガーデンとは違うオープンなガーデン。
広い土地がある郊外とは違う都会だからこそ、小さなスペースのバラ園があったらいいのに。
駐車スペース2台くらいの小さなコインパーキングがみんなバラ園になったらいいのに。

残念ながら、これは「口だけ」の願望です。
じゃあ自分でやればと言われると、土を掘ってニョロっと出てきたらバラを放り出して全力疾走で家に帰る私ですからそれは無理。
みんなが頑張ってくれたらいいなという都合の良い願望です。

コメント

  1. Keiko より:

    本当に素晴らしいお話。
    ロズレさんの願望が少しでも叶いますように

    ニョロっもね、慣れるものなのですよ。
    というか、必要に迫られると対応できるのが人間なんだと思います。
    今は無理でしょう必然性がありませんから。
    でも遠い将来、万が一田舎の方に居を移されたとしたら。。。(^^;)

    • ラ・ロズレ より:

      私の横を歩いていた子が「トゲがあるんだよね」と会話していたので、ママに絶対触るなと言われているに違いなく、バラ普及のハードルは高いです。

      私はペーパードライバーでもあるので、私の田舎暮らしのハードルも相当高いです^^;

  2. あえか より:

    >お庭の内側のオープンガーデンとは違うオープンなガーデン

    たまに外にこぼれて咲いているバラを見て、きっと内側のバラはとってもきれいなんだろうな、って想像してしまうお家があるのですが、知らないお宅に「こんにちは」ってわけもいかず。
    オープンなガーデンだと日々楽しませてもらえるのでいいですね。
    心なしかバラも「見て頂戴!」って言ってる気がします。
    山道で木と同じくらいの高さで咲いているノイバラもオープンなバラになるのかな?

    • ラ・ロズレ より:

      ノイバラはオープンなバラの元祖ですね、みんなバラって気づかずに通り過ぎてしまっているかもしれませんが、本人(バラ)はきっと毎年頑張って大きくなったのでしょう。
      確かに、覗きたくなるようなお庭、あります。
      私も変にうろついたり見つめたりして不審者にならないように気をつけています^^;

  3. もも より:

    素敵な場所をみつけましたね!
    大事に育てられている感じが伝わってきます。

    私もこんな規模のバラ園が所々にあったら素敵だなーと思います。
    これもひとつの公共の福祉かな。
    通行人をしばしハッピーにしてくれるものですよね。

    写真というおこぼれをいただき、楽しませていただきましたよ♪
    疲れが癒される〜。

    • ラ・ロズレ より:

      前面にスタンダードというバラの使い方が上手いです。
      地面の鉢植えとの間から奥のバラが見えて立体的です。
      真ん中にドンとある橋脚の周りを一周できるようにするアイデアもすごいです。
      狭い空間の使い方にとても感心しました。
      近くだったら「行ってみて!」と言うところですが・・・。