空気

大気を構成する気体・・・
無色透明の液化しにくい気体・・・
辞書を引くとそんな感じに書いてありますが、空気を読むの空気は、何でしょうね???

先日行った松本路子さんの写真の作品展、ギャラリーの写真と作品についての記事がありますのでリンクしますね。

M’s Tea Time 作品展会場から (2013.10.24)

記事↑↑↑の写真画像をご覧いただけました?
では、話しを進めますね。

向かいに見えるブルーの扉(?)が素敵です。
このギャラリーはビルの3階の廊下の奥に入り口があって、辿り着くまでちょっとキョドキョド(=きょろきょろ挙動不審ぽい)します。
私が行った時には1名先客がいらっしゃいましたが間もなく帰られ、その後は私の貸し切り状態となりました。
好きなように歩けるので貸し切りは大好きです。
ずっと同じ場所に立っていたり、ふと前の作品に後戻りしたりって、他の人に迷惑かな?と思うじゃないですか。
ひとりだと何をやっても誰にもぶつからない!

とりあえず1周回って、さてもう一度じっくり見せていただきましょうかと2周目に入った時、ギャラリーの方に声を掛けられました。
を?この人は本腰入れる気だな?と思われたのでしょうか。
ブログの2枚目の画像、壁に細長い棚が作りつけられていて、ハガキほどの大きさの写真が展示されています。
この棚はギャラリーの”売り”のひとつらしく、この棚用の作品を出してくださいよ~というと、アーティストさんから様々な反応があるらしいです。ギャラリー側としてはそうして相手から色々なものを引き出すのが楽しいでしょうね。
棚の上のガラスがスライド式になっていて、どうぞあけて見てください、ほらこうすると見え方が違うでしょう?と作品をガラスから出して立てかけて見せてくださいました。
他のもどうぞ、って・・・でも、この作品って見本ではなく本物ですし、横にお値段まで書いてあったりします。
端のほうをそっと持ってそっと立てかけてそっと眺め回してそっと戻す・・・・・・緊張しました。
壁に掛けてあるほうも、ジーーーーーーっと見つめていて時々ハッと、鼻息かけちゃいけないから離れなきゃ!と思います。(大丈夫、かけていません)
壁の横並びの展示位置は日本人の平均身長から考えているのでしょうか。私は学校で背の順に並ぶと常に前から一桁ですが、ちょうどよく見られました。マイケル・ジョーダンさんやランディー・ジョンソンさんのことは考えていませんよね。(どちらも2メートル超えのアメリカ人です)
展示の仕方が少しでも違うと、違う空気が流れるのでしょうね。

こちらのギャラリーには引き出しがあって、そこにギャラリー自身の展示物が入れられています。
本とか、オブジェのようなものとか。
引き出しを開けるってドキドキしますよね?
『うぐいすひめ』という童話をご記憶でしょうか。箪笥の引き出しを開けるとそこに田んぼの四季があるというお話し。
ひとつめの引き出しが春で、ふたつめの引き出しが夏で・・・という。
あのお話を読んだあと、家の箪笥やどこかの引き出しを開けるたびにドキドキしたものです。
引き出しって不思議な何かを持っています。

それから、本棚に椋鳩十さんの本があったのもなんだか懐かしかったです。
椋鳩十さんのお話しって確か教科書に載っていませんでした?
動物好きな子ならその他にも読んだことがあるかもしれません。
ギャラリーの棚においてあったのは『動物ども』。
”ども”ですよ、いいですよね。
しかも古い本なのでタイトルが右から左に『もど物動』。
児童文学といわれるものを大人になってから読むと、子供の時には見えなかったものが見えたりします。
椋鳩十さんのは可愛らしいメルヘンなお話しではありませんから、今読むとうーーむと唸れると思います。
もしかして子供の頃に見えていたものが見えなくなっている可能性もありますが。

そんなこんなで、いろいろいろいろ面白い芸術の秋です。
普段行かないようなところに行ってみたり普段やらないようなことをやってみるのは、時々は必要ですね。
空気の入れ替えはやらねば、ね。

コメント

  1. Keiko より:

    素敵な空気をいっぱい吸っていらしたのですね、羨ましい。

    空気は重かったり 軽やかだったり、甘かったり様々ですね。

    空気が重いとあまり飛ばないんですよぉ。あ、関係ない話でした。(失礼)

    • ラ・ロズレ より:

      台風で風びゅんびゅん、バラ写も中止になりましたが、玉ころがしも中止だそうです。
      我が家は本日「しゅん・・・」とがっかりした空気が漂いまくっています。
      私はクッキーをヤケ食い・・・・・・