バラと音楽

大分県竹田市の瀧廉太郎記念館でバラ「メンデルスゾーン」が咲いているというニュースが出ていました。
バラには音楽が似合います。
 
滝廉太郎と言えば?
私は「花」か「荒城の月」がまず来ますね。
あ、「花」という曲名でピンと来ますか?「春のうららの隅田川~♪」ですよ。
 
メンデルスゾーンと言えば?
私は「真夏の夜の夢」ですね。
その中の「結婚行進曲」は結婚式の定番中の定番です。
 
さて、滝廉太郎とメンデルスゾーンの関係はというと・・・
滝廉太郎はドイツに音楽留学していました。
ライプツィヒの、メンデルスゾーン一族が設立した音楽院に入学したのだそうです。
そして瀧廉太郎は大分県で亡くなったのでそこに記念館がある・・・
全体としてはこのような関係になります。
そして、メンデルスゾーン没後150年を記念して作出(作出者:Herbert Wiessler)されたバラが、ゆかりのある瀧廉太郎記念館にも移植されて咲いています。
このニュースの後ろにはそんな物語があります。
 
ニュースには”「フェリックス・メンデルスゾーン・バルトリディ」という品種”と載っていますが、元々管理をしている神奈川県立フラワーセンター大船植物園では「メンデルスゾーン」という札が付いていましたので、本館Rose Gardenでは「メンデルスゾーン」で掲載しています。
中輪のピンクのバラです。
 
バラには様々な物語があるのです。
「花」から合唱コンクールを思い出すも良し、「結婚行進曲」を聴くも良し、真夏の夜の夢からシェークスピアを読むも良し、ひとつのニュースからバラを介して裾野は限りなく広がります。

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