昭和は遠くなりにけり

南伸坊の昭和なねこ』を見に昭和のくらし博物館に行きました。

昭和26年に建てられた一般の住宅を登録文化財として保存し、昭和の暮らしを展示しているところです。
普通の家なのです。
普通にカラカラと引戸の玄関があり、普通に下駄箱(シューズボックスではない)があり、普通に台所(キッチンではない)があり、普通にちゃぶ台があり、普通にミシン(足ふみね)があり、普通に階段(木製でみしみしいうやつ)があり、普通に井戸がある、そんな一般住宅です。
実際に人が住んでいたままを利用して保存展示してある、名前の通り「昭和のくらし博物館」です。
私も勿論昭和生まれではありますが、ひとくちに昭和と言ってもいささか長い^^;
昭和26年のおうちというのは、ちょっと年代が上なのですよね^^;
これはわっかんないなーというものもありました。
でも昔家にあった懐かしい道具もたくさんあって、そういうものを見ていると、スマホを片手にしている自分がとても不思議に思えてきます。
あれから随分長い時が経ったような、それほど経ったわけではないのに世界が激変しただけのような、何か大切なものがあったような、そうでもなかったような。
とにかく、今は平成27年ってことですね。
 
そういう場所のひと部屋がギャラリーになっていて、そこで開催中の『南伸坊の昭和なねこ』。
何が昭和かと言いますと・・・
 
151024_01
 
昭和な人には一目でわかりますよね。
猫の腕に巻きついているもの。
持っていませんでした?
うちにはありました(^^)
 
あと、こんなの。
 
151024_02
 
ふふふ。
このポスターが懐かしいのが昭和の人でしょう。
スピルカって何って?
ハイハイ、お母さんに聞いてね。
 
この猫、いい味出していますよネ。

コメント

  1. もも より:

    私が知っている時代はもうスピルカではありませんでしたが、それでもこの図柄は懐かしいです。
    町のせいか、昭和26年のおうちにも、ちゃぶ台にも縁がなくて。
    けど、だっこちゃんは持ってました(笑)。
    高校は足踏みミシンでした。中学の時は電動だったのに。
    絵に描いたような昭和も残る時代を過ごしてきたけど、いつの間にかずい分違う時代になりました。
    スマホなんて、かつて想像もしなかった機械を毎日どっぷり使っているんですものね。
    不思議です。

    • ラ・ロズレ より:

      昔を懐かしみ始めたら年寄りの証拠かな?とも思うのですが、すべて昔が良かったわけでもないし、思い出すのは悪いことではありませんよね。
      展示の冷蔵庫は、下の段に食品を入れて上の段に氷を入れて冷やすヤツでした。今の真夏だったらアイスは溶けるわ冷凍食品は崩壊するわ大変です。
      この後電化製品の「三種の神器」が出てきてくれて私たちはどれほど助かっていることか!
      後世ではスマホも「神器」扱いかもしれませんね。

  2. Keiko より:

    我々は「明治は遠くなりにけり」という言葉を聞きながら大きくなったのですが、今の若者達は「昭和は遠く・・・」なのですね。^^

    ダッコちゃん、私もしっかり腕につけていましたよ。
    スピルカは夏には無くてはならない飲み物でした。
    綺麗な色のなが~いストローで飲むと幸福だったのを覚えています。
    ロズレさんにはちょっと遠い昭和でしょうが、私なんかはそのものずばり!でっす。^^;

    • ラ・ロズレ より:

      南伸坊さんが絵と一緒に一句捻ったりしていて「あきふかし しょうわはとおく なりにけり」ってパロディを書いていたのです。くすっと笑えますよね。
      小学校の教科書やお菓子の箱などもきれいに取ってあって展示されていましたが、やっぱり昭和20年代が中心な感じなので、ちょっと世代が・・・。
      でも私の世代にまで残っているものもたくさんあって楽しかったです。
      カルピスはお中元の定番だったような。
      きれいな色のストローね、あれ、憧れました、白いストローじゃイヤだったもん(^^)