APPLAUSE


別名
SUNTORY blue rose APPLAUSE
種類
Cut Rose 切り花品種
作出・発表年
2004年6月 世界初の青いバラ開発成功の広報発表
作出者
共同研究:サントリーホールディングス、フロリジン社(オーストラリア)
作出国
受賞
親子関係
メモ
みずみずしく豊潤な香り。バラに無い青色色素を花弁のほぼ100%に含む。葉も青っぽい。サントリーホールディングスとフロリジン社(オーストラリア)共同研究により、パンジーの青色遺伝子をバラに導入することで開発に成功。「アプローズ」は「喝采(かっさい)」の意味で、花ことばは「夢かなう」。切り花品種。(第14回国際バラとガーデニングショウ名札より)
参考
青いバラ(あおいバラ)は、日本のサントリーフラワーズとオーストラリアの植物工学企業であるCalgene Pacific(現 フロリジーン)との共同研究開発により、世界で初めて完成した青色の色素を持ったバラである。
遺伝子組換え技術により誕生、2004年6月30日に発表、2008年1月31日にカルタヘナ法に基づく一種使用規定承認(流通など「環境中の飛散を防止しないで行う使用」の承認)を得た。
2009年11月3日、「アプローズ」のブランド(正式名称:SUNTORY blue rose APPLAUSE)を設け、切花として全国の花屋などで発売を開始した。
「APPLAUSE」は拍手喝采を意味することから、サントリーフラワーズではその名の意味を「喝采」とし、新たに「夢かなう」という花言葉を与えた。
長い間、青いバラは世界中のバラ愛好家の中では夢であり、英語で Blue Rose(青いバラ)の花言葉は、「不可能」といった意味が含まれていた。
本来のバラの持つ主要アントシアニンであるシアニジン系のシアニン、ペラルゴニジン系のペラルゴニン等から赤みを徐々に抜いていき、青に近づけていくという手法が主流であったが、バラにはそもそも青の色素がないことがわかり、厳密な意味での「青いバラ」を品種改良のみで作ることが不可能と判明した。
そして「青いバラ」の創作は、バイオテクノロジーの「遺伝子組み換え作物」に委ねられることとなる。
アントシアニンの細胞内局在場所である、液胞の酸性条件下でも、青色色素であることの多いデルフィニン/デルフィニジン(アントシアニン/アントシアニジンの一種)を作り出すために必要な酵素の遺伝子『cDNA』をパンジーから単離して遺伝子導入することにより、この「青いバラ」は誕生した。
着手から14年の歳月を費やした。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「青いバラ (サントリーフラワーズ)」最終更新 2023年11月5日 (日) 11:45 より抜粋)
名札
