デンマークでは年内に手紙の配達を廃止するというニュースを読みました。
郵便が以前の9割も減少しているためだそうです。
どうやらデンマークは際立ってデジタル先進国らしいです。
郵便ポストも順次撤去されると書いてありました。
少し前、職場で郵便配達さんが言っていたことを思い出しました。
「今、選挙で忙しいんだよ、この後高齢者もあるし。」
そういえば選挙の案内ハガキは郵便で来ます。
有権者全員に配達するとなれば、結構な量になることでしょう。
高齢者の資格確認書などは、普通郵便ではなく書留です。
つまり手渡し。
高齢者の家全部にピンポンし、手渡し、留守なら不在通知を入れ・・・確かに考えただけで忙しそうです。
日本も個人では手紙を出さなくなり、若手職員は手紙の書き方も出し方も、切手を貼ることすらわからなくなってしまっています。
しかし、行政をはじめとする手続き関係の郵便は減っていません。
毎週月曜日は、前営業日(金曜日)の手紙に加えて休日の週末に出された手紙も一斉に届くので、私は朝から夕方まで郵便に埋もれます。
片付くのが4時半とか5時とか、ギリギリまで処理に追われます。
毎週毎週、郵便無くならないかなぁ、なんでこんなにあるのかなぁ・・とウンザリしながら仕分けています。
選挙も高齢者も、税金も何かの申請も通知も、とにかく手続き関係がまだまだ紙なのが現状だと思います。
いくら個人の手紙が減っても、役所が廃止にウンと言えません。
でも減っていることは明らかに減っている。
郵便事業はどうなるのでしょうか。
私も、全部廃止にしろとは言いません。
だって郵便を仕分けるのは私の仕事のひとつなのですから。
郵便が無くなったらパートのおばさんの仕事も無くなるというのは困ります。
ぐちぐちぶつぶつ言いながら、今週も、来週も、38℃だろうとなんだろうと、デンマークのことをちょっぴり思い出しながら、でも、頑張って埋もれます。
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