世界バラ会議

世界各国からの代表者や専門家などが集まる国際会議は数々あります。
TV等のニュースで取り上げられることはありませんが、実は世界バラ会議というものも存在しています。
約40の国と地域が加盟している世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が1971年から3年ごとに開催しており、それなりに大きな会議です。
各国が、これが高いのこれが安いのこれを寄こせのと、文句を言う会議ではありません。
全員が、あのバラがこのバラがどのバラがと、バラのことしか言わない会議です。
なんて素敵なのでしょう。

この会議は、今年第20回となりますが、実は2006年の第14回は大阪大会でした。
19年前はなかなか情報が見つからずに苦労しました。
今ではSNSが盛んになり、開催地の福山市でも積極的に情報発信をしています。
時代の進化をありがたく感じています。

福山では専門家たちの会議の他に、地元の人たちの手で一般市民向けに大々的なバラ祭りが開催されます。
そんな祭りの一環で大会関係グッズをネット購入したら、パンフレットなどが入っていて(ラッキー♪)転載制限が書かれていなかったのでここに載せておきます。
(画像は縮小します)

バラ会議って何をやるの?
ということが、チラシ表の面に書かれています。

バラ会議チラシ 表

3年に1度開催される、ばらに関する国際会議。
ばらの研究家、生産者、愛好家、芸術家など、世界中のばら関係者が一堂に会します。
ばらについての知識の啓発と普及、研究の促進、分類やコンテストの審査基準の提示などについて、課題の解決や目標達成のための方策が議論され、世界のばら愛好家の交流や情報交換の場となっています。
最新のばらに関する情報等の講義、開催国のばら園の視察などが実施されるとともに、優秀庭園賞の決定、栄誉の殿堂入りのばらの発表などが行われるまさに、ばらの世界に絶大な影響を与える権威ある大会です。

チラシ裏の面は大会プログラムです。

バラ会議チラシ 裏

バラに関する講義は4日間にわたって行われます。
日本からは、

上田善弘氏「日本の育種家により育成されたバラ」
白砂伸夫氏「日本画に描かれた薔薇」
御巫由紀氏「日本の野ばら、ノイバラから始まる物語2ランブラーローズ

が予定されています。
開会式、歓迎レセプションに加え、庭園や植物園を訪れるツアーも実施されます。
連れて行ってくれるなら気になる場所が満載です。

<デイツアー>
・世羅高原花の森イングリッシュローズガーデン
・地域ばら花壇
・広島市植物公園 など
<プレツアー>
・世界遺産宮島のヤマイバラと瀬戸内・山陰周遊ツアー
・球磨川流域のツクシイバラ群生地と九州周遊ツアー
・大阪・関西万博と瀬戸内国際芸術祭、関西・四国のばら園周遊ツアー
<ポストツアー>
・古都京都巡りと滋賀・岐阜のばら園周遊ツアー
・越後、北関東のばら園周遊ツアー
・世界バラ会連合優秀庭園賞ばら園周遊ツアー

次に、一般参加型のイベントのパンフレットです。
署名人のトークショーや講演が目白押しです。

パンフレット 1面
パンフレット 2面
パンフレット 3面
パンフレット 4面

広島県福山市は、1985年にバラを市の花に制定しています。
もともとバラに情熱を注いでいる市です。
今回のバラ会議で、市内のあちらこちらで益々バラが脚光を浴びていることでしょう。
地元の子どもたちにもバラの力が伝わってくれると良いなと思います。

コメント