薔薇という漢字

今日もつらつら、です。
まとめられるほど詳しく調べてはいないのですが、つらつらの途中を記しておきたいと思います。

バラを漢字で書くと薔薇です。
これは中国からの当て字みたいなもので当初は「しょうび・そうび」だったとか、中国では今は「玫瑰(まいかい)」と言うのが主流だとか、薇はゼンマイだとか、バラの話題も幅が広いです。
今つらつらしているのは漢字の意味や読み方ではなく「草冠」についてなのです。
我が家のベランダの鉢に植わっているミニバラやイングリッシュローズやオールドローズの低木が「ダブル草冠」で表現されるという居心地の悪さです。

中国では、薔は垣根で薇は風にそよぐという意味だと、家庭画報.comやニッポン放送NewsOnlineでは書いています。
ただ出典がわからず、日本語の漢字辞典にはそのような意味は載っていないので中国の辞典を見ないとダメかなと思ったのですが、中国サイトに躊躇して調べていません。
でも確かにバラの起源はつるバラです。
中国のキネンシスたちにしても欧州のカニナにしても日本のノイバラにしても、蔓性です。
ハマナスは蔓性ではありませんが匍匐するので、見た目が蔓っぽいような草っぽいようなところもある気がします。
バラって書ける?となったときに、まずは草冠に・・と説明されて、植物とか花というイメージを思い浮かべればあまり違和感はないでしょうし、花壇を思い浮かべれば木ではなく草?と不思議に思うかもしれません。
それに、桜や梅が果木でバラ科なのに、肝心のバラが草冠というのもちょっと裏切り感があります。
それならイチゴ(苺)がバラ科なほうがよっぽど親近感があるかもしれません。
バラの定義としては「バラ科バラ属の落葉または常緑の低木やつる性植物から育成されたもの」(ジャパンナレッジで閲覧できる『バラ』の世界大百科事典・日本国語大辞典のサンプルページより)となっているので、木と蔓の両方がちゃんと入っています。

薔薇という漢字はいろいろ・・特に現代では無理というかこじつけというか・・ありますが、でも、馬羅とか場拉とか婆等とかは嫌ですから、せめてバラを持っているみなさんには薔薇という漢字を覚えていただきたいものです。
私は?もちろん軽く書けますよ、うふふん。

そんなこんなが、今日のつらつらです。

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