[タイトル] スタンフォードの自分を変える教室
[著者] ケリー・マクゴニガル
[形式] Kindle版
[金額] ¥773
[内容] スタンフォード大学の人気講義を書籍化したシリーズのひとつ。
[感想]予想した以上にいろいろなツッコミどころがあって面白かった。(そこ?)
[雑記]「スタンフォード式」などと言われ、スタンフォード大学の研究はマスコミなどでも話題になっている気がします。
なんとなく名前を聞いたことがあるような気がする程度の記憶ですが。。。
この夏があまりにも暑いので、心頭滅却すれば火もまた涼しくなって欲しいものだな&なりたいなと思いました。
何か面白い本はないかと探し、禅関連は以前読んだし、マインドフルネスはなんか違う気がするし、と彷徨っているうちに、心頭滅却が「自分を変える教室」に方向転換してしまいました。
いわゆるメンター(指導者・助言者)はともすると胡散臭いので(少しだけ裏側を見たことがあります)それっぽい本はすべて除外した結果目についたのがスタンフォードでした。
大学の授業ならまぁまぁでしょう。
もともと心頭滅却が横に逸れて行き着いたもので、自分を変えようと思って読んだわけではないので、少し引いた感じで読んだらいろいろ面白かったです。
自己コントロール。
それは、ダイエットの継続、エクササイズの継続、喫煙・ギャンブル・テレビショッピングに打ち勝つ、税金を払う、、、ことであると言っても過言ではない、らしいです。
アメリカの例の出し方ってそういうのなのですね。
自分を邪魔するもうひとりの自分の扱いとか、良いことをするといい気になってしまう脳のこととか、そういった類のことが、大学の実験の結果として出てきます。
精神論でも根性論でもなく、こういう実験をしたらひとはこういう行動をしたという学問の扱いになっています。
そこがスタンフォードならではなのでしょう。
実験や結果の説明の仕方も「落ち着く」とか「深呼吸」とかではなく「呼吸のペースを1分間に4回〜6回」と具体的で理科的です。
読んでいて気持ちが良かったです。
自分を客観的に見られるようになるきっかけになるかもしれません。
ちょっとしたお勉強にもなります。
コメント
スタンフォード大学ってもしかしてフランクフルト学派の巣窟じゃなかったっけ?
どうぞ、上辺だけをさらっと読み流してください。(笑)
本とは関係ありませんから、どうぞご心配なく(^^)
大学の名前+方式、というのが成り立つのが面白いです。
以前読んだ『アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書』は、ハーバード大学が取り入れているのであってハーバード式ではありませんでした。
文化という背景が違うので、ツッコミ入れたくなるところもあるのかな〜と思いながら、ロズレレビューを楽しく読みました。
本当に文化の違いはなにかと大きいものです。
私はドーナツにもチョコレートバーにも負けませんが、脳の部位の癖の話と思うと面白いです。
大学も商売ですから売りも競争もあるのでしょう。
深呼吸と言われるとふぅぅふぅぅと2・3回息をして終わっていました。
1分間を基準にするというのが学者らしい物言いで、その意識は案外役に立つかもしれないなと妙に感心しました。