再び牛さんトラックを目撃してまたドナドナループに陥りそうだったので、忘れるという手もありますが、いや待てよと、掘り起こすほうに舵を切ってみることにしました。
品川の裏側には屠殺場があるというのは昔から聞いていました。
今では港南口方面は一大オフィス街になっていますが、昔は屠殺場があるような、つまり、住宅街でもオフィス街でもない東京のただの際のひとつだったと言えると思います。
屠殺場は「と場」とも言っているようです。
「と場」
最近は常用漢字でないと変換できずひらがな表記になってしまいます。
でも「と」の場って何?ですよね、意味わかりません。
「と場」は「鳥羽」でも「賭場」でもなく「屠場」です。
屠、訓読みすると屠る(ほふる)です。
屠殺なんて言ったら殺す意味がダブルです。
漢字を見ると、屠る場所→食肉市場の連想がしやすくなります。
あー、日本語ってたいへん。
品川区のサイトにと場についての説明が載っていました。
リンクポリシーが見つからなかったので、該当ページにリンクを貼っておきます。
後日URLが変更にるなどしてリンクが切れたらすみません。
品川区 食肉市場(芝浦と場)
ここの「と場内ではどんな作業が行われているの?」ページの最初の牛ちゃんの絵がほぼ私が見た風景です。
人間が食べることについて論じ始めたらきりがないのでそれはそれとしてさておき、
牛のトラックは、やっぱりドナドナなのです。
「と場内ではどんな作業が行われているの?」の絵をずっと追っていくと、何やら複雑な気がしてきます。
コメント
「と場」っていうんですね。私は「屠殺場」で覚えてました。
学生時代、とある先生が「屠殺場に見学に行って、その後隣のレストランでステーキ食べてきたけど、一緒に行った中で私一人だけだったわ」という話が印象的だったんですよね。
わかっているつもりでも、実際見ちゃうと、さすがにその日にステーキは無理だろうな、
って思うのですが。
以前から感じてましたけど、やっぱり変わっている先生だなとしみじみ思ったことを思い出しました。
酪農の盛んな地域にいたころはドナドナ風景はよくみかけました。
いろんな意見はあるのかもしれませんが、大切な命を頂いているんだと感謝しないといけないですね。
一部では近辺のカツ丼は美味しいとか噂はあります、でもやはりそれは噂です。
施設見学?・・・する勇気があるかどうか・・・^^;
私も「と場」ではなく「屠殺場」で覚えていたのですが、なんでしょうね「殺」という字を避ける風潮なのでしょうか。
外国ではラクダがトラックに乗っているのも見たことがあります。
ラクダは観光や労働のお仕事かなぁ???
生きることも世界も複雑です。