現在、ペリー提督(他)が書いた本を読んでいます。
やっと184ページもある序論が終わって第1章に突入しました。
序論ではオランダ、ポルトガル、イギリスのことを言いたい放題言っていました。
かいつまんで言うと、欧州のキリスト教徒が日本で勢力争いして足を引っ張り合ったのが悪いとか、シーボルトったら何様、とかいう内容になるでしょうか^^;
そんな角度の幕末もなかなか興味深いものです。
そして第1章に入って目から鱗が落ちたのがミドルキングダム。
少しだけ文章を抜粋しちゃいます。(ちょっとなら怒られませんよね)
※ペリー提督はアメリカ人ですから「わが国」はUSAですよ。
わが国の領土は二つの大洋にまたがり、しかもヨーロッパとアジアの中間に位置している。したがってシナが自国を好んで呼ぶ「ザ・ミドル・キングダム(中国)」と言う名称は、実のところわが国にもふさわしいと思われた。
私、今までミドルキングダムなんて聞いたことがありませんでした。
言われてみればミドルですよね、皇帝がいればキングダムですよね。(1800年代の話ですから)
いやぁ、びっくりしました。
コメント
世界地図は国によって違うから面白いですよね。
日本の世界地図だとアメリカは端っこですもんね。
イタリアの地図では日本が端っこです。^^
丸い地球儀なら回してしまえばみんな真ん中になれますね。
南極のペンギンの地球儀は上下も回るのでしょうね(^^)
それを国名で主張している国があったとは気がつきませんでした。
ミドルキングダムですか。初めて聞きました。
みんな自国が世界の中心だって言っちゃうものなんですねー。
ちなみに、私がオランダで買ってきたパンフレットでは、オランダがヨーロッパの中心だといいたそうな話が書いてありました。
学生の頃読んだ『フロイスの日本覚書』(カトリック司祭が本国へ日本はこんなにヤバイ国だから早く帰りたいと言ってる)で記されている日本についての記述もなかなかでした。
ま、そんなものなんでしょうねー。
今そのての本を読破しようとしているロズレさんはすごいです。
今、と言うか、今さら、ですけれど^^;
オランダも今ではすっかり花の旅に行く国になってしまった気がしますが、一風変わった国ですよね。
宇宙の中心は地球だとか言っていたこともあったし、なんだか、世界って平和にならないだろうなと思ってしまうような愛国心や正義感が、ちょっと息苦しいと思いながら読んでいます。