8月15日の「「薔薇」という童謡」の記事の中で、西条八十さんが『赤い鳥』の雑誌のために「薔薇」という童謡を書いたそうだ、と載せました。
歌詞は、西条八十全集 第6巻のP.10に載っているという情報をいただきました。
やっと涼しくなったので、あの時本を所蔵していると調べた比較的近くの図書館に行ってきました。
西条八十全集6を手渡されて、立ったままササッと10ページ目を開きコピーするとい”つわ者”っぽい人になりました。
しかし、です。
その童謡が、です。
私には意味がよくわかりませんでした。
西条八十さんはまだ著作権が切れていない方なので、丸写しはできませんが、だいたいの内容は、
船の中に忘れた薔薇
誰が拾った
船には盲人(ルビは現代では禁止用語)と鍛冶屋と鸚鵡
見ていたのは青空
という感じで、短いひと言ずつの計14行で書かれています。
これ、童謡ですか。
童謡は子どものための歌ですよね。
まず、大正7年の船のサイズ感がよくわかりません。
そして登場人物及び生き物のラインナップの必然性がよくわかりません。
薔薇をタイトルを付けてまで登場させる理由もよくわかりません。
どうにも情景が浮かんでこないのです。
本当に子ども向けの歌詞でしょうか?
西条八十さんが何を伝えたかったのか、、、私には難しいです。
☆☆☆
私は学生時代に図書館司書の資格を取得しました。
でもその資格を無駄にして一般企業に就職しました。
何でだったかな、図書館は土日が休みでないとか、そんなくだらない理由だったかもしれません。
図書館に行ったのは何十年ぶり?でしょうか。
利用者登録から入りました。
ひと通り館内の説明をしていただきました。
今どきは閲覧室に自分のPCを持ち込めるのですね。
外付けHDDを持っていけばWi-Fi無しでも間が持つな、夏なんか涼めていいな、などと思いました。
それから棚を一廻りして、たいしたバラ本が無いことを確認し(マニアなもので^^;)、本の背表紙の「分類」を懐かしく眺めました。
遅めの夕方だったので子どももいて、小学校高学年っぽい男の子がマウスを華麗に操って検索している姿を見て、「賢そうな子だよぉ」(トトロのカンタくんのおばあちゃん風でお願いします)と思いました。
図書館を使いこなしている小学生ってカッコいいですね。
私は昔の本の字が小さくて読みにくい問題がありKindle拡大表示が常なため、一般的な本を借りに行くことは無いと思います。
行くとしたら今回のような調べ物になるでしょう。
デジタル方面で活用できれば便利になるのかどうか、これから調べてみたいと思います。
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