<保存版>
国際ヘリテージローズ会議の開催を記念して、会議の前日に無料の公開講演会がありました。
2012年5月31日(木)
場所:国立歴史民俗博物館 講堂(先着270名)
時間:13時開会
講演の内容は以下の2タイトルです。
・オディール・マスクリエ(フランス)
「バラで満たされた古都リヨンの邸宅 ラ・ボンヌ・メゾンの暮らし」
・ジェラルド・メイラン(スイス)
「オールドローズとモダンローズの幸せな結婚」
オディール・マスクリエさんは、国際ヘリテージローズ会議の紹介によると、
リヨン市街を望む高台に2.5エーカーの庭があり、オールドローズ、モダンローズ、野生種あわせて825種類のバラを栽培しているそうです。
オールドローズの保護と維持を目的とする非営利団体やオールドローズ愛好家団体を設立したり、執筆活動や講師として世界各地を訪ねている、とのことです。
会場はこのような雰囲気で、ステージの真ん中にスクリーン、下手に演台とPowerPoint等を操作するノートPCが置いてあります。
マスクリエさんの講演は、リヨンの邸宅ラ・ボンヌ・メゾンの紹介です。
雪を被ったバラの赤い実の写真にはじまり、各種のバラを中心に四季折々の植物の様子を、100枚以上の写真で見せていただきました。
春の庭 ユーフォルビアと緑の競演
桜”関山”にのぼるリージャン・ロード・クライマー
ジェラルド・メイランさんは、国際ヘリテージローズ会議の紹介によると、
スイスのジュネーブ作物学研究所所長、ジュネーブ園芸学校学長を歴任した後、環境、園芸、造園に関わる団体等の委員長や名誉会長、国際バラコンクールの審査員などを務めているとのことです。
メイランさんの講演は、オールドローズとモダンローズの幸せな結婚、すなわちバラの交配についてです。
交配方法
ガーデンでバラをを育てる人、バラを生産する人、育種家のそれぞれのバラに対する望み・・・
害虫・病気の耐性、香り・・・
多くの新品種が作出されていきます。
会場の講堂は270名収容できますが、講演が始まった頃には係りの方が空いている席を探していたくらいなので、おそらく満席だったと思われます。
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