知り合いの会社がブラジルに関連していて、オリンピック直前の今、社員さんがブラジル入り、もしくは渡航の準備をしています。
それで色々漏れ聞こえてくるのですが、やはり治安はかなり心配なようです。
サンパウロ市で日系人向けに発行している「ニッケイ新聞」(注:経済のことではありません)という名前の新聞があります。
上部の黒い帯のメニューの右からふたつめの「リオ五輪」のページ、または、左からみっつめの「日系社会」のページの中の7/6付「被害申告書に日本語訳=五輪向け、リオ総領事館」という記事の中身を紹介しますね。
リオ・デ・ジャネイロ日本総領事館が「安全の手引き」を作成したのだそうです。
なぜならば、
ブラジルの治安の悪さは世界有数で、
オリンピック期間中に窃盗や強盗被害が出るのは避けられなく、
2014年のワールドカップ時より治安は一層悪化しており被害件数はさらに増えるだろう、
・・・とのことだからだそうです。
それで今から日本語訳付きの被害申告書をウェブサイトに載せているという、これは親切ねと言うべきかなんと言うべきか^^;
べつにブラジルだけが危険なわけでもないし、ヨーロッパでもハワイでさえも強盗事件はあるものですが、なにしろ鴨が葱を背負っているように見える日本人ということを自覚しておくに越したことはありません。
「安全の手引き」では被害を避けるため、歩きながらスマートフォンを使わないことや、タクシーに乗る場合は窓を閉めるなどの対策を呼び掛けている。
というところを見て、歩きスマホが危ないのはすぐにわかりました。日本の危ないとは意味がちょっと違うでしょうけれど、狙われているのだから荷物をしっかり持って周囲をよく見て歩きなさいよということでしょうね。顔をあげたら囲まれてたなどということにならないようにガン飛ばして歩け?(とまでは言っていないか・・・)
でもタクシーに乗って窓を閉めるのがわからなくて、理由を調べてしまいました。
どうやらタクシーに乗っている時にも強盗に襲われるようなのです。ブラジルではエアコンをつけずに窓から風を入れて走ることも普通にあるので、窓を開けていると日本人が葱を背負っているのが丸見えになって渋滞した時なんか特に危ない、ということらしいです。
こういうこと、調べなければピンとこないなんて、私もちゃきちゃきの日本人だなぁ^^;
でも、萎縮しすぎても楽しくありませんからね、ブラジルは立派な一国ですし、陽気で面白くて親切な人もたくさんいそうです。
お出かけの方は大切な金品をとられて不愉快な思いをしないですむように、気を引き締めて手ごわい鴨を目指して、いってらっしゃ~い!
(仕事じゃない人はまだ早いか^^;;;)
コメント
以前、情報番組でブラジルの治安状況をやっていたんですけど、
渋滞する車の窓を開けていたら
中にいる人のバッグや首にかけているネックレスを引っ張って盗んだり、
観光バスの窓を開けてスマホで風景を撮っている人に向かって、
道路から飛び上がってスマホを盗む映像が流されていました。
リオ州は経済状況が悪化して警察官にもお給料が払えていないそうなので、
治安もどうなんでしょうね。
行かれる方は、重々注意してってことかな。
あらまぁ、車もスマホもそんな感じなのですか。
これから競技は見ると思いますが事前情報にあまり興味が無かった^^;のでかなり事情に疎かった私です。
先行して既に現地入りしている独身女性の社員さんは今のところ何事もなくお仕事をしている様子なので、現地の職員さんにアドバイスをもらって抜かりなく生活しているのでしょう。
浮かれた観光客が一番危ないのでしょうね、きっと。
かつて、そしてたぶん今でもローマもかなり危ないところだという評判でして
そこで観光ガイドをしていた私がいつも言っていたことは、
>でも、萎縮しすぎても楽しくありませんからね、ブラジルは立派な一国ですし、陽気で面白くて親切な人もたくさんいそうです。
お出かけの方は大切な金品をとられて不愉快な思いをしないですむように、気を引き締めて・・・
まさしくこのフレーズなのでした。^^
最近はこういう強盗に加えてテロ行為も心配ですし、世界的なイベントを昔のように手放しで楽しめないのは悲しいですね。
本当に、スポーツイベントでテロなんて逃げようもないものを心配しなければならないなんて、なんだか悲しいです。
かつての危なさとは質が違ってきていますからね。
ローマってパスポートを体に括り付けてでも行きたい魅力がありますから、何があろうと行きたい人は行きます。行ってよかったと思ったもん♪