逃げるのはやめましょう

私が働いている職場には多くの外国人が来ます。
受付のある階にはもちろん大勢、それ以外の階でも多少出会うことがあります。
今日、私がお昼ご飯を食べようと休憩所に向かって廊下を歩いていると、5メートルくらい先で外国人がキョロキョロしていました。
そしてちょうど歩いていた女性に「ここの人ですか?」と話しかけました。
女性は下を向いて小走りに去って行きました。
あーあ。
その女性は派遣会社から派遣されてきた人で、確かに何を聞かれてもわからないだろうなと思います。
でも日本語で聞かれているのですから、わからないならわからないと答えましょうよ。
下を向いて小走りはやめましょうよ。
私はもちろん「どうしましたか」と声を掛けるつもりでしたが、ちょうど男性職員さんが来て案内していってくれたので私の出番はありませんでした。
2020年に東京オリンピックが開催されます。
道を聞かれてわからなくても「わかりません」と言えば通じます。
たとえ言葉が通じなくても意思は必ず通じます。
日本語で押し通してもいいからちゃんと会話を受け止めましょう。
「すみませーん」と言われて「ノーノーワタシエイゴワカリマセーン」というのは笑い話だけにしましょう。
下を向いて小走りは絶対にやめましょう。

コメント

  1. もも より:

    本当にそうですね。
    わかりませんの一言くらい言える人でありたいです。そのために「Je ne sais pas」は覚えたのです。あれ、なんか違う?
    「ワタシエイゴワカリマセーン」は実際耳にするのですよねー。私は言ったことないですけど…。
    「いくす靴墨~!」で通じる(マジか??)とか「グラッチェがコーヒーで、カプチーノがありがとうじゃないの?」(逆に覚えた)などと曰うウチの親の厚かましさは、あれでいいんだよなぁと思っています。なんか…迷いなく力強く言うと、なぜか伝わるのですよね。
    伝えることから逃げないって大事ですね。
    心の中のシャッター降ろしちゃ、何も始まらないです。

    • ラ・ロズレ より:

      親切にしたら「コーヒー!」と言われた人は面食らうでしょうね(笑)
      でもちゃんと笑顔で力強く言えばコーヒーであっても、多分この人は喜んでくれているらしいぞということは伝わります。何も言わなければ何も伝わりません。
      外国人を見た瞬間下を向いて話しかけないでオーラを出すのは結構目立ちますよね。
      日本人をこんなに英語恐怖症にした教育にも文句はありますが、今できることは、人として失礼のない態度を取るというコミュニケーションの基本を思い出すことだと思います。

  2. Keiko より:

    そうですね、逃げられた外国人はさぞ傷ついたでしょうね。

    派遣会社から派遣されてきた人、まったく心の準備ができていなかったのでしょうか。
    そういう場所だと知っていたはずなのにね。

    初めて就職した時に電話がやたら怖かったです。
    日本語なんだけれど、相手の言っていることがよくわからなくて。。。
    言葉そのものの問題ではないのでしょうね。

    >人として失礼のない態度を取るというコミュニケーションの基本を思い出すことだと思います。
    全くそのとおりだと思います。

    • ラ・ロズレ より:

      外国語でもちゃんと聞こうと思えばなんとなく察することはできるし、日本語でも心の準備ができていないと意味のないただの音声になってしまいますよね。
      電話は慣れるまで本当に苦労しました。
      でも今余裕で電話に出られるのは、若い頃の鍛錬のおかげだと思うと、本当に今になってわかることですが、会社勤めに必要なスキルを習ったなと、役に立ったなと、思います。
      そこが、週に数日パートにでる暮らしのマダムと違うところかなと、密かに思うところです。