[タイトル] 宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕
[著者] アーサー C クラーク
[形式] Kindle版
[金額] ¥853
[内容] 時は2130年、太陽系にやって来た謎の物体”ラーマ”とランデヴーするSF
[感想]
アーサーCクラークの一般的な有名どころは2001年宇宙の旅だと思うが、それよりもわかりやすくて面白い。
宇宙人だのという濃いめのSFではなく、どちらかというと薄めのSFなので、コアなSFファンには物足りないかもしれないが逆に言えばたいへん読みやすいと言えると思う。
[雑記]
BSプレミアムの番組「コズミック フロント☆NEXT」で太陽系外からやってきた物体を取り上げていて、研究者たちが発見されたばかりで解明前のその細長い物体をとりあえず「ラーマ」と呼んでいて、それはこの本『宇宙のランデヴー』の円筒形の物体をイメージした命名だった・・・と聞いたので読んでみた。
研究者はみんなアーサーCクラーク読んでるな・・・というか・・・そういう本を読でいる人が研究者になっているのか?
現実に太陽系外からやってきた物体は正式には発見したハワイにちなんで「オウムアムア」(ハワイ語で「初めての使者」)と命名されている。
2077年地球に大隕石が降ってきて、パドヴァとヴェローナが地上から払拭、ヴェネツィアはアドリア海に没する・・・どうかこんなことにはなりませんように。それにしてもヴェネツィアはいろいろな理由で沈むな。
コンピュータが「ねぇちょっと!面白いものがありますぜ!」という信号を出す、ここ爆笑。
ラーマはインドの国民的叙事詩「ラーマーヤナ」からとった名前。ギリシアやローマの神話からはもうネタ切れだそうな。
空間(スペース)天文学は金のかかるホビーで・・・ってホビーですか、そんなこと言われて良いのですか、研究者の皆様。
科学技術レベルの格差が甚だしい同士の文明の出会い
ピサロとインカ、ペリーと日本、ヨーロッパとアフリカ
ここ、ペリーと日本が入るかな、そうなのかな、アメリカではそうなのかな。
フェアバンクスやコネリーやヒロシら映画のヒーローたちが・・・
ヒロシって誰???
侵入したラーマの内部には音がなかった。
人間の五感は常にインプットを要求する。それを奪い取られると自らその代用品を作り出す。
それで乗組員に幻聴が聞こえた。
コンピュータの中で回路が閉じれば迷路の息を吹き返す。
理科苦手な私は「閉じる」に違和感。
でも理科では、スイッチを入れて回路がつながり電流が流れる状態になることを「回路を閉じる」というらしい。
読めなかった漢字。
登攀 → とうはん、これは完全お手上げだった
雀躍り → 小躍りのことを雀躍というところ、雀躍りでこおどりと読ませられた
闖入 → 読めたことは読めたが、門の中に馬がいるんだっけと画面の小さい文字をガン見した
コメント
「コズミック フロント☆NEXT」見ましたよ。
細長い物体の名前から『宇宙のランデヴー』を読む、さすがです。
私なんぞは、細長い物体の上で宇宙人が手を振っててくれないかしらん?とか思ってみてました。
映画のヒーローのヒロシって、何者なんでしょう。
なんか、気になる点が多い本ですね。
「ちょこもち」も気になります。
早速買いに行きます。
わたしも1つだけだと気が引けてしまうので、きっと他のお菓子も買ってしまうだろうな。
あの番組は録画設定してあるのでおそらく全部見ていると思います、録画が抜けていなければ。
放送の中で研究者の多くが本を読んでラーマを知っていたようなことを言っていたので気になりました。
ショーン・コネリーと舘ひろし、時代が違いますかね^^;
「ちょこもち」は「きなこもち」にはちょっと負けるかな?と思いました。
100円のお菓子1個って小さい子なら可愛いですがいい年のおばさんが・・・とついつい見栄をはってしまいます^^;