国営越後丘陵公園 香りのばら園

行ってきました、東京から新潟の長岡まで。
高速道の休憩を含めて4時間走り、4時間滞在し、また4時間かけて帰宅。
やってできないスケジュールではないでしょう?
若い頃は5時起きなんて地獄でしたが、歳をとるにつれて早起きが苦にならなくなります。
本当に冗談でなくオバサン万歳と思いました。

公式にはバラの開花は5月下旬から6月下旬となっていますが、今年のピークは5月下旬だったと思われます。
公式インスタでそれはわかっていましたが、諸事情もあり、6月8日に行きました。
満開は超えていたものの見応えはありました。
少し紹介しましょう。

まずは「国営越後丘陵公園」とは。
これはさまざまなフィールドワークが楽しめる里山、つまり山ひとつ分を指します。
その中の一角がバラ園として整備されています。

そしてそのバラ園は「国際香りのばら新品種コンクール」が開催される場所です。
つまり、
・香りに特化している
・出品者や審査をするバラのエキスパートが訪れるバラ園である
という特徴があります。
国営ということもあるのか、バラの管理は素晴らしいものです。
バラの花付きの良いことといったら!
誘引も剪定ももちろん完璧。
名札もきちんと付いています。
バラのピークは過ぎていたのにあまり乱れを感じさせない管理がなされていました。
私の行動範囲内では京成バラ園がトップクラスだと思っていましたが、ながおか香りのばら園もまったく引けを取りませんでした。
ただ、ひとつ注意していただきたいのは、このバラ園はコンクールが行われるバラ園であるということです。
つまりバラは基本花壇状に植えられています。
バラの1本1本の特徴がわかるようになっています。
バラの見本園と表現したいです。
バラと宿根草のお洒落なガーデンを見たい場合は、ここでないところに行ったほうがいいと思います。
私の目的はコンクールの歴代受賞花を撮るためだったので、草花は無くて問題ありません、私は^^;

でも、花壇植えは撮影にはちょっとつらいものがあります。

↓ 例えば、これは河本さんの『コンフィチュール』

きっちり剪定された背の高くない木を上から撮れば必ず「土」が写ります。
しゃがんで下の方の花を横から撮ってみましたが、どうしてもダメでした。
下草が無いって大変と実感しました。

↓ コンフィチュールの名札です。

字が小さいので書き写しましょう。
「拡がりのあるヒヤシンスグリーンと個性的なアニスの香りが感じられるゴージャスなダマスク系の香り」
と説明されています。
さすが香りに特化したバラ園です、香りの説明がいちいちソムリエ並みです。

↓ これは竹内さんの『花ぼんぼり』

とてもお天気が良かったので絞りを結構絞りました。
F11とかF16を多用しました。
そして土を移さずになるべく背景を・・と思った結果、おじちゃんたちがバッチリ写りました。
こういうパターンが多かったです^^;
ちなみに、花ぼんぼりの香りは、
「ティーの香りに蜜・粉っぽさ、スパイシー等様々なアクセントを持つ明るく可憐な香り」
だそうです。

↓ 忽滑谷さんのバラも撮りたかったのです、『マイスタージンガー』

わからないでしょうけれど、すっごく悩んでこの角度を決めたのですよ。
香りは、
「ピーチや蜜様の甘さと若葉の爽やかさが調和したゴージャスなダマスク系の香り」
だそうです。

とにかく撮ることに全集中して、香りは嗅いできませんでした。
「香りのばら園」に行ったのに(笑)
どうせ私は香り音痴だし。
今、名札を拡大表示して読みながら、ほほぉぉぉと感心しています。
香りごとに分けて植えられているエリアもわりと広めにとってあり、香りを鋭く感じられる人は、きっと私と違う楽しみ方ができることでしょう。

最後に、
iPhoneだとついうっかり正方形撮りしてしまう風景を付け加えておきます。
受賞花の花壇ではなく香りのバラが固め植えされているあたりの風景です。
背景に里山があって素敵です。

コメント

  1. もも より:

    おもしろーい!
    コンフィチュールがそんな香りでしたか。私が買った時はフルーツ香という触れ込みでした。実際私が感じるのは、フルーツ香よりダマスク香のほうが強いこと、バラ園を彷彿とさせるさまざな香質を感じる香りだということ。アニスかぁ。日常になくて認識してなかった…。
    花ぼんぼりがパウダリーなのは間違いないみたいで安心しました。^^
    わずか4時間でも有意義な滞在でしたね!

    • ラ・ロズレ より:

      たいしたことのないコンフィチュールの写真を出して紹介した甲斐がありました(笑)
      ピークを過ぎると撮る花を選べないのも辛いところです。
      香りは、本当に苦手科目です。
      どこが・どうしてと説明ができませんが、香りは理解も記憶も苦手です。
      私は歴代受賞花を見ているだけで楽しかったので、香りのバラ園でも有意義だったと言い切っちゃいます。
      神代植物公園にもコンクール受賞花紹介の似たエリアは無くもないですが、もっと推して欲しいと思いました。

      • もも より:

        もっと推してほしいって同感です!
        見せる工夫がなさすぎて悲しくなります。

        • ラ・ロズレ より:

          見せる工夫、ありませんね。
          神代植物公園は都立、私が都知事にでもなるか(笑)

  2. Keiko より:

    ロズレさんの各写真の撮影時のご苦労話が、とっても面白かったです。
    お疲れ様でした。
    ロズレさんが都知事になったら、東京中がバラであふれかえることでしょうねぇ。

    • ラ・ロズレ より:

      全部都営バラ園にする!
      そんな公約では当選できませんね^^;
      苦労してなんとかするのが一流なのでしょう、苦労して「うぅぅ」と言っているだけなのは三流ですね(涙)