東京都千代田区神田神保町といえば本屋さん街で有名。
それはもう秋葉原が電気屋さんだらけなのと同じくらいに本屋さんだらけです。
古書店街と言われますが、古本屋さんばかりではありません。
かの三省堂の神保町本店などはビル全部が本だらけという、日本最大級の本屋さんです。
最近は大型書店はそれほど珍しくもなくなりましたが、昔は新宿の紀伊国屋か神田の三省堂か、と私は思っていました。
学生時代からお世話になっています。
表彰状を頂きたいくらいにお金を貢いでいます(笑)
勝手知ったる書店とは言え、勘で目当ての本を探せる面積ではありません。
今までに何度も店員さんにお世話になりました。
しかし!
イマドキは「タッチパネル検索」機というものが置いてあります。
書名等を50音パネルから入力すれば、在庫の有無や本を置いてある場所の壁番号棚番号が表示され、それをプリントすることができます。
図書館みたいですね。なんというスグレモノでしょう!!
↑こういうレシートみたいなのが「ベーッ」と出てくる
私が探していたのは「日本の名随筆集別巻14園芸」。
随筆集だからエッセイのコーナーかと思いきや園芸コーナーにありました。
検索するか聞くかしなかったら探せないところでした。
便利な世の中になりました。
ところで。
この「日本の名随筆集別巻14園芸」をご存知でしょうか?
珠玉の園芸随筆を集めた本、と言っていいでしょうか。
私はまだバラの部分しか読んでいません(笑)が、田河水泡さん(のらくろの作者ですよ)のエッセイがとても面白かったです。誰が植えても花は咲く、バラは丈夫でおとなしい、マニヤは文化の功労者、バラは主人に忠実だ・・・・・・ふふふ・・・相当お好きだったようです(^^)
この勢いだとバラ以外の方々のエッセイも楽しそう。
大佛次郎さん 樹を植えるほか三篇
志賀直哉さん 朝顔
柳田國男さん しだれ桜の問題
などなど超有名どころの方々のエッセイが一度に読めて文学好きにはお得かもしれません。
まだ3本しか読んでいないし、そもそも”近代”は不得意分野なのでここまでしか推せませんが、涼しくなってそろそろ読書の秋もやってきます。
よろしかったら皆様も園芸文学を如何でしょうか。
普段は敷居が高かったり畑違いだったりする方々も、園芸という共通項さえあれば「あなたも好きなのねぇ」と一気にお友だちラインに立てたりもするものです。
ちなみに三省堂神保町本店は私が1冊買ってしまったので在庫の有無は定かではありません。。。
コメント
>園芸という共通項さえあれば「あなたも好きなのねぇ」と一気にお友だちラインに立てたりもするものです。
それはいえてますね。
いつまでたってもイタリア語が上達しなかった私が、運転免許を取るときに勉強せざるを得なくてそのときにずいぶん新しい単語が頭に入りました。
うーん、いいたいことがうまく表現できませんが、ただ随筆を読んでみるのではなくて、
そこに語られていることに最初から興味がある場合は読む気構えも解釈度も違ってくると、まぁこういうことでしょうか。(苦し)
> 興味がある場合は読む気構えも解釈度も違ってくる
そうですっ!それそれ!
ものすごく興味があるか、免許のようにものすごく必要に迫られるかすると案外頑張れます。
お堅い文学の作家さんも園芸となると「この人ったら^^;」なことを書いていたりして思わぬ人柄が可笑しいです。
試験って言葉の引っ掛けがあるじゃないですか、当てはま”らない”ものはどれかとか。
外国語で受けるなんてひたすら尊敬です♪
2、3日前、地元のテレビで本屋さんで本を「そのまま探すvs検索で探す」というのをやってました。
3回戦やって勝ったのが、1vs2。
超有名な本は、そのまま探してもすぐ見つかるんですけど、ジャンルがどこになるかわからないのは、やっぱり検索ですね。
便利なものがあるんだなぁって思ってたら、まさしく私の中でタイムリーな記事が!
もしかして、福岡のテレビ見てました?
ををっ!私のアンテナは福岡県まで届いた!?(長っ)
きっと全国的に、何て言うのでしょうか本屋さん連合?みたいな?・・・がそういう方向に走っているのでしょうね。
そう言えば私が店員さんに聞くのは必ずと言っていいほど知らない分野の本です、理科系とか伝統芸能系とか社会派系とか・・・
今回の近代文学と園芸のハザマというのも迷うところです。
かえってネットで探した方が楽、というのに対抗しているのでしょうね、実店舗は。