台風が通った

予報通りと言いましょうか、予報を下回ること無くと言いましょうか、台風が通り過ぎて行きました。

午前3時過ぎころ、うるさいぃぃぃ!という暴風雨。
午前5時前にはわりと静かになっていました。
予報に従って大きめの鉢は室内に取り込み、棚の上のミニバラは飛ばないから良いかなと出しておいたら、近年まれに見る暴風でチリチリになっていました。
でも飛ばないということは今回も証明されたことはされたので、まぁ仕方がないということにいたします。

朝まで暴風雨という予報だったために電車は計画運休しました。
それが少し動き始めたからといって大都会が無事なわけもなく、数々の武勇伝を打ち立てる人続出の朝となりました。
私なんぞは実におとなしいものでしたが、次回にまた台風が直撃したときの参考になるように記録はしておきます。

電車が動くのが早くても8時という予定で、どうせ遅刻は決定なのだからのんびり行こうと大回り&始発駅狙いを選択。
それはまぁまぁ正解だったと思いますが、乗り換えてあと2駅というところでなかなか職場に辿り着けなくなりました。
今どきはスマホという素晴らしいものがあるので、その場で検索してバスに乗りました。スマホの有り難みを実感しました。
そして職場着が11時。
遅いかなと思ったけれど、わりとマシなほうでした。
12時・1時になる人も大勢でした。

大動脈的な電車の人は本当に大変だったようです。
私は毛細血管作戦でちょこまか動いたので、後から話を聞くとかなり楽なほうだったみたいです。なにしろ半分は始発から座っていたわけですし。
それに、何よりも嬉しかったことは、こんなにごった返して大変な朝だったのに、嫌な人にひとりも合わなかったのです。
みんなイライラしているでしょうに、文句を言ったりましてや怒鳴ったりするひとに合わなかったって、これ、すごいです。
電車の大行列でも相変わらずみなさんお行儀良かったし、初めて乗ったバスでも運転手さんがとてもいい人でした。
運転手さんは、ひとりでも多く乗せてくれようと頑張ってくれたし、どうしても乗りたい女の子も「すみませんすみません、どうしても乗りたいんです、ありがとうございます」と大きな声で言いながら乗ってくると付近のオジサンも「もうちょっとこっち来なさい」なんてひっぱってあげたりするし、大きな荷物の女の子がいれば座っているオバサンが「それ持ってあげるわよ」とか「ここに置きなさい」とか言ってあげていました。
もうひとりも乗せられない状態でも、運転手さんは車内放送でバス停毎に止まってお客さんに説明をさせていただきますとことわって、各バス停でドアを開けて、並んで待っている人たちにこれこれこうなのでもう乗れません申し訳ありませんと説明して謝っていました。
待っていた人たちもそうまでされればしょうがないなという気にもなります。
そんな道中だったので、みなさん程はひどい目にあってゲッソリという感じではありませんでした。

東京の交通機関の大混乱ですから、いろいろなことがあったと思います。
でも本当に「いろいろ」なのです。

コメント

  1. Keiko より:

    >それに、何よりも嬉しかったことは、こんなにごった返して大変な朝だったのに、嫌な人にひとりも合わなかったのです。

    これですよ、その日が良い日だったかどうかの判断基準は。
    もちろん誰もいない山の中やバラ園でのことではありませんよ。
    街にいる限り、嫌なひとに合わなかったというのが一番の収穫だと思います。

    それにしてもひどい台風だったようですね。
    大きな被害がなかったようでよかったです。

    • ラ・ロズレ より:

      千葉の被害が大きくて、いまだに停電していたりします。
      気温35度で停電なんてゾッとしますよね。
      それに比べれば私は平穏無事で感謝です。
      ニコニコは伝染するし、イライラも伝染します。
      そんなことはきっと皆わかっているのでしょうに、いつも全然実践できない世界中の人類たち。
      せめて私がイライラの発信源にならないように努力します。

  2. もも より:

    膝の上で立っている人の荷物を預かるって、昔はありましたね。とんと見なくなったけど、こうしてまだあると知り、なんか安心してしました。

    • ラ・ロズレ より:

      そういえばそうですね、昔はそんなことが頻繁にありました。
      改めて気が付きました。
      あの若い女の子もそれができるオバサンになればまだ続きますかね。