本当の揺らぎ

池上本門寺にある松濤園の一般公開に行ってみました。
毎年春と秋に公開されます。

松濤園とはどのようなところか。
本門寺の説明には
小掘遠州によって造園されたと伝えられている
西郷隆盛と勝海舟はこの庭のあずまやで江戸城明け渡しに関する会見をしたと伝えられている
とあります。

1日1回住職さんか学芸員さんの説明があるので聞いてみました。
すると・・・
本門寺は空襲で焼けていて庭園も焼夷弾でボコボコになったので後に作り直しているそうです。
江戸城開城などという大事が簡単に決まるわけもなく西郷さんと勝さんの会見は秘密裏に何度も行われており本門寺でも会見したと伝えられているということです。

最初の説明の、小堀遠州とか会見とかの言葉だけをみると、小堀遠州さんがこの石はここと自ら指揮をしたようにも思えるし、この場所で話し合いが決着したようにも思えますが、そのどちらもが真実とは言えません。
だからといって嘘ではなく、確かに元は小堀遠州さんかそのグループの方々が作庭作業をしているでしょうし、会見も行われてはいるのでしょう。
でも、本当って、少し幅のあるものですよね。
ネットの記事などもそのあたりを心得て読みたいものです。

コメント

  1. Keiko より:

    自分で何かを書くときもとても躊躇します。
    「こうだ!」と言い切ってしまっていのかどうか。

    そうでなく、簡単に自分の思ったままに片付けてしまえる人を羨ましく思います。(笑)

    >でも、本当って、少し幅のあるものですよね。
    ネットの記事などもそのあたりを心得て読みたいものです。

    みながロズレさんのような常識を持ってくれるといいのですが。

    • ラ・ロズレ より:

      簡単に自分の思ったままに片付けている人の話を聞いているとイラッとしますよぉ、全部言い切り型ですがそれあなたの意見なだけでしょう、と突っ掛かりたくなります、だからそういう人とは話しませんけどね^^;
      バラだけは、裏表、上下左右、東西南北、どこから褒めてもOK!と言い切るのはやめません。
      ただ、私がバラの話をするのって9割ネット上で、つまりここ!(笑)