無人島に生きる十六人

[タイトル] 無人島に生きる十六人
[著者] 須川邦彦
[形式] Kindle版
[金額] ¥67(セール+Amazonポイント等)
[内容] 明治31年難破した船の乗組員16人が無人島で暮らした実話をもとにした物語

[感想]
少年の冒険物語とは違う大人の結構具体的なサバイバル物語。
海に生きる人たちのその生き様がかっこいい。
街で疲れた人が読んでみるといいと思う。

[雑記]
アメリカもばんばん捕鯨船を出していた頃。ラッコ船もオットセイ船もあった頃。
千島列島先端の占守島(しゅむしゅとう)。初めて聞いた。現在ロシアの実効支配下。
船が出たのは東京の大川口→隅田川のこと。
小笠原島の帰化人という人が出てくる。小笠原が日本の領土になったのは明治8年。
船で脚気が問題に。日本人は白米を食べるからって、そんなにお米だけ食べていたということか。
船の寝具を布団から毛布に変えたのは衛生上の大改善。そう?
船に乗せる道具。ふか釣りとウミガメ獲りの道具とその油を絞る道具!
黒潮はききょういろ。
正覚坊(しようがくぼう)=アオウミガメ
アオウミガメの肉は牛肉よりも美味しい。
ウミガメは腹のなかに1リットルから2リットルの清水を持っている。(遭難時重要情報)
大海原で帆船(風まかせ)が汽船(エンジン付きで思い通りに航行)に出会うとここはどこですかと聞くのは世界の海の習わし。
ここはどこか教えてもらった後の挨拶「汝に謝す」「愉快な航海を祈る」・・・安全より愉快か。
アホウドリ。肉は食用になるが美味しいものではない。
策=つなと読む。綱ではない。検索の策だ。
無人島での4つのきまりがカッコいい。家の壁に貼りたいくらい。
(1)島で手に入るもので暮らしていく
(2)出来ない相談を言わない
(3)規則正しい生活をする
(4)愉快な生活を心がける
陸上で一番美しい動物は蝶と鳥。色は、だろう。
匪賊。こんな言葉聞いたことなかった。

コメント

  1. Keiko より:

    (1)島で手に入るもので暮らしていく
    (2)出来ない相談を言わない
    (3)規則正しい生活をする
    (4)愉快な生活を心がける
    スマホにコピペしておきました。
    時々眺めて見ようと思います。

    (3)が一番難しいかな私には。(汗)

    鳥は、鳥によりけりだという気がします。(笑)

    • ラ・ロズレ より:

      人から邪心や欲望やいろいろ余計なものを削ぎ落としていくとこうなるのかなという気がします。
      きっと熱帯のインコなどをイメージしているのでしょうねぇ?アホウドリは本当に阿呆だと辛口でした。