ロサ・キネンシスたち

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↑ ロサ・キネンシス Rosa Chinensis
 
 
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↑ ロサ・キネンシス・センパフローレンス Rosa Chinensis semperflorens
 
 
ロサ・キネンシス(シネンシスとも言う)は、もともと中国に自生していたバラです。
プラントハンターによってヨーロッパに渡り、現代バラに四季咲き性をもたらした重要なバラと言われています。
ロサ・キネンシス・センパフローレンスは別名スレーターズ・クリムソン・チャイナ。ヒュームズ・ブラッシュ・ティー・センティッド・チャイナ(我が家のヒュー様)、パーソンズ・ピンク・チャイナ、パークス・イエロー・ティー・センティッド・チャイナと共に現代バラの誕生に深い関わりのあるバラです。
 
さて、ここからまたメンドクサイ話しです。
ロサ・キネンシスという学名の元になった標本が不完全で、ロサ・キネンシスとはどれなのかという論議があるのだそうです。センパフローレンスがロサ・キネンシスではないかとも言われているそうです。
(このへんの詳しい話は、「幻の植物を追って」(荻巣樹徳 著)をどうぞ)
じゃ、↑この二つは何なんだ?と思いますよね?
いいのです、迷ったら両方買ってしまえばいいのです。園芸種のキネンシスとセンパフローレンス、それがわかれば私は充分楽しいです。
 
ロサ・キネンシスは原種のカテゴリです。香りは全くありません。
センパフローレンスはチャイナローズです。少し香ります。
 
ヒュームズブラッシュを”ヒュー様”と呼んだら、スレーターズは”スレ様”?・・・パーソンズなんか買ったら”パー様”?・・・などと色々考えましたが、あまりにも変なので^^;・・・呼び名はセンパフローレンスの方を採用します。
 
蕾がいくつか付いてきました。たぶん丈夫なバラたちでしょう、咲いていただきますよ。

コメント

  1. ゆめ より:

    あぁ・・・忘れていました。想像も及びませんでした。
    センパーフローレンス!
    確か昔、いいですよねぇ とか話した記憶は夢でしょうか?
    難しいお話も完結でよーく分かりました。
    ええ、もう2つ楽しんでくださいまし♪
    そっかー!こういうふうにお買いものするべし。と感動とともに教えていただきました。
    さすが! さすがです

  2. ラ・ロズレ より:

    先日もコンビニで「塩味」と「黒胡椒味」を悩んでふたつとも購入しました。・・・ってお菓子とバラの基準が一緒^^;
    あっちはどんな蕾でどんな香りなんだろ、あっちはどんな味なんだろ・・・なんて思うくらいならふたつ買って倍楽しむのが私流。
    夢ではありません、確かに話題に上りましたとも!
    オールドブラッシュさんを除外すると残るはセンパフローレンスなのですよ。(パークスは蔓なので除外^^;)

  3. Keiko より:

    >センパフローレンスがロサ・キネンシスではないかとも言われているそうです。
    これに一票投じたいです。
    semperというラテン語はすなわち「いつも」という意味ですから、四季咲きのバラのもとになったのはこちらではないかと。。。。

  4. ラ・ロズレ より:

    ををっ、1票がっ!
    そうなると、今のロサ・キネンシスは誰なのよ?ということになってきます。
    ま、誰だって良いのですけれど、可愛けりゃ(笑)
    たぶん私が生きている間には解決しないと思うので、お店の名札通りで育てていきます。
    途中で何か閃いたら、論文でも発表しますよ^^;