庭園・公園のバラの話

湿気があって爽やかではないものの、急に気温が下がって「夏」ではなくなりました。
お出かけもできる気温になりつつあります。
美術館などのサイトをつらつらと眺めていました。
確か美術館の庭園にはバラが植わっていた気がするなぁ・・というところから行き着いたブログの文章に「あっ!」と思いました。

都立の庭園は管理業者を入札で決める

いろいろなことが腑に落ちました。
契約のことなど何もわかりませんが、例えば、契約の項目が「バラの消毒・剪定」というだけでやり方の指定のないものだったとしましょう。
入札した業者は「消毒ビャー!剪定ガー!」でも、契約的にはいいわけです。
園芸業者=バラのプロであるとは言えません。
そしてバラは優秀なので、それでもそれなりに咲いてしまいます。
庭園・公園で「草木一式」扱いになっているバラは、受注業者にバラ扱いされていないと同時に、発注者にもバラ扱いされていないわけです。
発注者が気を使ってくれている場合は、別途ボランティアさんたちが入っている可能性もあります。
都立日比谷公園はそのパターンではなかったでしょうか。
その他にも様々な活動はきっとあるはずです。

一番金額の安い業者と契約する入札でバラの手間賃が入っているわけはない、ということが実感としてわかりました。
だったらバラなんか植えるなと言いたい気持ちもあり、それでもバラは必要だと言いたい気持ちもあり、なんだかフクザツです。

コメント

  1. Keiko より:

    例えが飛躍しすぎているかもしれませんが、
    こちらのエセ日本料理を食べるのと似てる気がします。
    まがい物の寿司を出すな!と言いたいけれど、
    寿司っぽいものが食べたいときもある、という。。。(汗)

    • ラ・ロズレ より:

      飛躍はしましたが(笑)その感じ、当たりだと思います(^^)v
      それらしいものがそこにある、と、ない、は決定的に違いますね。
      バラはバラであって欲しいし、お寿司はお寿司であって欲しいのは、簡単には諦められませんけれど・・

      • もも より:

        なるほど。
        日比谷公園のバラは全然心に響かなかった覚えがあります。
        あれは、バラ扱いされていなかったからでしょう。
        腑に落ちました。
        都立なんてそんなものとは思うけど、バラ好きとしては悲しいものがありますね。

        • ラ・ロズレ より:

          バラと役所は対極だと思いました。
          バラ園という名前でも地元のバラ会やボランティアさんに委ねられてしまっているところもります。
          横浜の山下公園は「山下公園庭園育成業務委託」(業務説明資料)なというものがネットで見られるのですが、すごく細かくて、横浜市凄い!と思いました。
          感動的ですよ、時間があるときにPDFを検索してみてください。