水やりチェッカーによる観察経過

鉢に挿して水の状態をチェックする水やりチェッカーを使い始めて3日目。
葉を落とした代表の3鉢で試しています。

バラの葉が散ると、生きていればしばらくして新しい葉が出てきます。
どんなピカピカの坊主頭になっても、生きてさえいれば葉は出てきます。
今までに何度も体験しました、不本意ながら。
そして翌年また花を咲かせたりします。
もちろんバラの置かれている環境や様々な状態により一概には言えませんが、私の感覚ではバラは三途の川の手前で引き返す力を持っていると思います。
でも、生き物ですからそれなりのダメージは引きずるので、年単位のお世話が必要になります。
それでもバラは生きようとしてくれます。

かなりの葉を落としたもののすっころ坊主はまぬがれ、わりと早めに葉が出てきて半分旧葉半分新葉の鉢の水やりチェッカーは2日目で白色になりました。
旧葉は枝にくっついているとはいえ、色がすっかり茶色っぽくなっているのでほぼ活動していないものと思われます。
だから通常の2倍の速度でしか水を消費しないのだと思います。
葉が半分しかないから水も半分しか減らないということでしょう。

色の変わった葉は残っているものの、新しい葉はまだほとんど出てきていない鉢は、3日目になってもまだチェッカーは水色です。
つまり葉は緑色でなけれはもう光合成をしていないと思って良いのでしょう。
いくら枝にくっついていても、お前はもう死んでいる、と。。。
チェッカーがなかったらこの辺で心配になって水やりをしていただろうなと思います。

葉はほとんど散り尽くし、新しい葉もまだちらっと顔を出したくらい、ほとんど3月頃のバラと同じような鉢のチェッカーは、はい、もちろん水色です。
完全に活動を休止したのでしょう。
今出かかっている新芽(!)が成長するまでバラは水を必要としないのかもしれません。

思ったより暑さの蒸発はないようです。
どこかにミリオンがなかったかと探してみましたが生憎我が家にはなく、近所のスーパーの園芸コーナーにもありませんでした。
500グラムの袋でいいので、通販だと送料が本体より高くなります。
そういうものは何かのついでに買っておくべきでした。
想定を怠りました。
暑いベランダに置きっぱなしの鉢の中の土は、ターンオーバーしないお肌のようでオソロシイです。
少しずつ顔を出しはじめた葉が活動して土の水分を消費するまで、あとどれくらいかかるのでしょうか。
そこまでおとなしく観察できるのか、こんな環境でバラがまともに息を吹き返すのか、まだまだ予断を許しません。

コメント

  1. もも より:

    「昼間は、気孔からの蒸散によって葉の水分が奪われるので葉が乾燥します。乾燥した葉は道管内の水を吸収します。」(植物が1日に吸収する水分量について|植物生理学会 https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3507)
    葉が極端に減っているから、「葉が乾燥する」蒸散にトラブルが発生しているわけですよね。
    測ってみると、バラの根の活動状況の違いが見て取れるのですね。測ってみないと分からないことがいろいろありそうです。
    うちも測る必要があるように思えてきました。
    ところで、かの商品は長さがSMLの3種類ありますけど、ロズレさんはどのサイズにしましたか?

    • ラ・ロズレ より:

      活動している葉としていない葉の区別が難しいと思いました。
      根まで力が通じていない惰性でくっついているだけの葉がある気がします。
      枯れているのかと引っ張っても落ちない、でもカサカサした葉。
      その分の活動を引いて?と考えはじめると理数嫌いの私は頭痛がします^^;
      サイズはLサイズにしました。
      8号鉢で根の位置を考えるとちょうどよかったと思います。

  2. Keiko より:

    うちのバラたちは、何年も鍛えられているので、
    この猛暑にもかかわらず割と元気にしていますが、
    (鉢物はすべて木の下に移動しました)
    オセアニア地方の植物が駄目です。
    水遣りは本当に難しいですね。

  3. ラ・ロズレ より:

    バラに限らずお嬢様というのは、暑いの、寒いの、疲れたの、不味いの、なんだの、かんだの、、、言うイメージがあります。(ドラマやマンガでは特に^^;)
    打たれ弱い・・・。
    オセアニアは距離的にも環境的にも遠いので、体質的にもちょっと離れているのでしょうか。