物産展でもろこしを買う

JRの駅ではよく物産展をやります。
イベントスペースのような一角や、ちょっとした屋台のようなところなどでの、こじんまりとしたものです。
九州とか東北とか、わりとザックリとした区切りで、全国のローテーションを組んで定期的にやっている感じです。

今、品川駅では東北物産展をやっています。
私が買うのは秋田の「もろこし」です。
何と説明したものかとウィキペディアを見たら『もろこしは、秋田県地方で作られている小豆粉を使用した銘菓であり、落雁の一種である。』と説明してありました。
落雁・干菓子のようなものを口の中でとろとろして食べるのがものすごく好きです。
物産展ではこの時とばかり2袋買います。
どうせいずれまた東北物産展は回って来るので、それ以上の買いだめはしません、あるとあるだけ食べてしまうので・・・。

目的のものをサッと一掴みしてふと気が付きました。
周りにもそういう人が結構います。
つらつら見ながら何を買おうかなではなく、買うものが決まっていて寄ってくる人は多そうです。
もしかしたらどこかの県の出身者かな?なんて思いました。
私は東北出身ではありませんが東北にはとてもご縁があり、子供の頃から東北のお菓子はよく食べていました。
もろこしもよく食べていました。
そんなわけで一目散に一点買いです。

以前は、近所のスーパーでももろこしを売っていました。
でも最近は見かけません。
かの山形県庄内地方の名産「だだちゃ豆」は私が声を大にして頻繁に叫んだ甲斐あってか(←自分の思い込みの激しいひと(笑))スーパーでも大々的にだだちゃ豆を扱うようになりました。
そこで、ここらでもうひとつ、もろこしの応援などしてスーパーに仕入れていただこうという魂胆です。
知らないものは目に入らないものです。
私が叫ぶことによって、誰かが「あ、あの人が言っていたもろこしってコレね」と気が付き、食べてみたら美味しいことにも気が付き、ファンが増え、東京のスーパーの店頭に並び、物産展まで行かなくとも私が頻繁に買って食べられるようになる、というのが将来の夢です。

さ、さ、東京近辺のみなさま、もろこしですよ、もろこし。
駅で探してみましょうね。
食べてみましょうね♪

コメント

  1. もも より:

    もろこし、ですか。ググったら、いただいたことがあるような…という認識です。
    食文化というのは確実にあるな…とこの手の話題が出ると思うのです。
    慣れ親しんでいれば自分の礎のようにも思えるし、まったく知らなければ時にはその存在に驚くものでもあり。
    私が今年物産展で購入したのは、かんころ餅です。『ばらかもん』で知った長崎・五島列島の特産物で、東京ではそうそうお目にかかれません。通販は送料が…と尻込みしていたら、たまたま行ったショッピングモールの物産展で出会いました。
    物産展って、そういう出会いがあるから面白いですね。
    だだちゃ豆はその辺のスーパーで売っているくらい、メジャーになりましたね。

    • ラ・ロズレ より:

      かんころ餅はあの時私の脳にインプットされましてスーパーの片隅のイベントで探してみましたが、見当たりませんでした。
      もう少し大きめのイベントを目指して来年の目標にしています。
      なかなか旅行にも行きづらい昨今は、お土産の通販も見かけます。
      でも、やはり送料は気になります。
      いつの日か現地まで行くことができる日に向けて、お土産の予習をしておくのも良いものです。
      長崎へ行ったらかんころ餅を探し、秋田へ行ったらもろこしを探す。
      きっと楽しみが増えますよね(^^)

      • もも より:

        五島列島から海を東に進むと、熊本・天草がありまして、その地域にはかんころ餅と同じ原料で作る「こっぱ餅」があります。
        より素朴なのがかんころ餅。たぶん芋の含有量が多く、伸びず、甘さ控えめ。作っているところによって、味は変わると思いますが。
        こっぱ餅は、もち米多めで、味は甘め。焼くと、少しにょ〜んと伸びます。価格はこっぱ餅のほうがちょっと安いです。デパートの物産展で手に入ります。
        参考まで。^^

        • ラ・ロズレ より:

          かんころ。こっぱ。φ(..)メモメモ
          来年の目標は九州物産店ですわ。
          美味しいものをたくさん知っているほうが人生楽しいですもんね♪

  2. ゆめ より:

    峠の釜めし。スーパーの広告に載るとそわそわしちゃう私です。
    限定何点なんていわれると尚更です。

    子供の頃汽車で駅弁の釜めしを無事買えたか親が座席に戻るで心配だった事、
    今思ってもドキドキします(*^_^*)
    汽車が発車するまでのわずかな停車時間で皆が買い求めた大昔の話です(苦笑い

    • ラ・ロズレ より:

      わかります、わかります!
      駅弁を買うのはスリルがありました。
      いつ発車してしまうかと本当にドキドキしました。
      今考えると親たちも必死だったのでしょうねぇ^^;
      あの釜飯の容器も、一家に数個、台所やお庭(!)に転がっていたものです(笑)

  3. Keiko より:

    なんかほっこり話題ですね。
    イタリアでも似たようなこと(物産展)がありますが、
    駅での開催は無理です。(笑)

    釜飯の容器、私も大事にしていました。(笑)

    • ラ・ロズレ より:

      イタリアも南北長いので、九州の物産・東北の物産と同じくらいに楽しそうですね。
      あー、細長いところもイタリアと日本は似ているのか、、改めて思いました。
      あの釜飯の容器はモノが良いので捨てるわけにはいかないのです(^^)