蔦重の教え

[タイトル] 蔦重の教え
[著者] 車浮代
[形式] Kindle版
[金額] ¥767(購入時保有Amazonポイント利用後)
[内容] サラリーマンが江戸時代にタイムトリップする小説

[感想]
Amazonには「ユーモア満点の実用エンタテインメント小説」と書いてあった。
その通り。

[雑記]
サラリーマンのオジサンがタイムスリップして色々学んで人生をやり直すお話。
こういう設定は多いですね。
例えばドラえもんの映画とか。
その時代の人とと仲良くなって冒険して何かを学んで帰ってくるというのはありがちなストーリーです。
それでも、新聞で見つけて読んでみようと思ったのは、登場人物が蔦重だったから。
私が蔦重を知ったのは、ミュージカル歌麿でした。
海外公演をするよりずっと前、六本木に見に行きました。
蔦重、蔦屋重三郎は、歌麿や写楽の浮世絵を世に送り出した出版社のCEOであり画家たちのプロデューサーです。
Amazonの紹介にあるように現代ビジネスにも役立つ「実用」が蔦重の教えです。
私は「実用」は、その・・・あまり・・・重要視しておりませんが^^; とにかく蔦重と歌麿が出てきたのが嬉しかったのでした。
ストーリーは軽快でたいへん読みやすく、江戸文化のさまざまも楽しめます。
時代は田沼(意次)時代で、他の切り口での小説などもたくさん書かれていて、話題性に富んだ一時期だったと思われます。
「実用」が役に立つかどうかは読んだ人の年齢や環境次第でしょうけれど、読んで損をすることはないとは思います。
「実用」を抜かして「ユーモア満点のエンタテインメント小説」としても楽しめます。

現在、Amazonの欲しいものリストが山盛りになっています。
あれこれ考えずに、とにかくどんどん読んでいってみようと思います。

コメント

  1. Keiko より:

    おお、読書の春ですね!(違!)

    • ラ・ロズレ より:

      どちらかというと、お片付けの春です。
      溜まったものを片っ端から(^^)