電卓についてあれこれ

書類に合計を記入する欄がありまして、暗算では大変かもしれないと、若者に私が使っている電卓を差し出しました。
若者、何度かやり直しています。
とんでもない数字を叩き出しちゃったりもしています。
やっているのは税金の計算でも関数でもない純粋な足し算なのですけれど・・。
「スマホ使っていいスか」
私の電卓を押し返して、ポケットからスマホを取り出しました。
スマホは使えて電卓は使えない人か〜。
「じぶん、若いンで」
はいはい、そうでしょうね。
20代かなり前半ぽい今日まで、電卓を使う機会はほとんどなかったことでしょう。
50年後くらいに電卓世代が会社からいなくなったら、電卓は過去の事務用品になるのでしょうか。

そういえば、経理の子が、電卓を叩くのすごく早かったのを思い出しました。
書類だけを見て、指を見ないで叩いていました。
そういう人、1社に何人かいましたよね。

職場には、高齢者もけっこういます。
近くの席のオジサン高齢者は、電卓のことを必ず「計算機」と言います。
絶対に電卓とは言いません。
電子式卓上計算機ですから、計算機というのは間違ってはいません。
私は逆に電卓を計算機とは言えません、なんか違うものの気がします。

無くなる事務用品、無くならない事務用品、考えていくと面白いです。
黒い綴じ紐は無くなるほうだな・・・

コメント

  1. もも より:

    うわ〜、イラつかせてくれますねー。
    「若いンで」があと何ヶ月使えると思ってるのか。
    若いのに頭硬いな! 若ぞーであることが電卓も使えない免罪符になんてならないぞ。
    スマホならできるっていうのなら、読み上げてSiriに計算させてみなさいよと思ってしまうわ。
    コマンドプロンプトで計算してくれても良いけど。←イジワル
    いろんな先輩たちにイジワルされてきたから、私も相当歪んでいるわ。
    言われてみれば、うちの親は計算機と言っていました。アップデートできないカタカタ頭でしたから、そのままでした。
    黒い紐!! カタカタ頭の人が固執して使っていますよ。現在進行形。でも、消える商品だと私は思いますね。

    • ラ・ロズレ より:

      いろいろ気が付かないのも世界が狭いのも、ひっくるめて若さですね。
      ま、しょうがない、彼も嫌でも歳をとる、ざまー◯◯とオバサンは腹黒く鼻で笑っています。
      おや?計算機が共通ですか。
      ということは、最初は学校で計算機という言葉を使っていて、どこかから指導要領が変わったということになるでしょうか。
      脱脂粉乳世代がいるように、計算機世代がいるのかしらん。
      そして電卓世代がいて、電卓を知らない子どもたち世代ができる、と。

      • もも より:

        社名が「カシオ計算機」ですからねー。計算機という名称は現役です。
        どこで電卓に変わったのでしょう?

  2. ゆめ より:

    私は、スマホの電卓が下手です。
    押してる感覚がなくて、ゼロが多くなったり。家計簿程度ですが電卓を持ってきます。
    電卓の前は、そろばんでしたね。
    経理部門に配属になったものの、そろばん苦手で、たのむから電卓使わせてくれ〜と声に出せない祈りの日々でした。

    あと、昔は印鑑を押印した後
    底が丸く半円のようなカタチで、厚めの紙?のような物がその半円を覆っていて
    朱肉を吸い取ってくれる(乾かしてくれる)
    アレももぅお役御免でしょうね。
    万年筆だって入学祝いにもらっても
    書きにくくて、何コレ?でした。
    でも、アレコレ懐かしいです。