玄関に切り花を飾っていたのですが、うっかり放置して花瓶の水が干上がってしまいました。
それでも散りもしない菊ってスゴイです。
実は仏花なのでバラは入っていません。
諸々の事情により、火葬→お通夜→葬儀の順になり、本来であれば棺に入れられる生花が花束にされて受付で配られました。
そういうことなら、まぁいただきましょうかねぇ、、、ということで2束ほどが我が家の花瓶に生けられる運びとなったわけです。
我が家の玄関はマンションの内廊下に面していますので、暗い+寒いという環境です。
花は、菊(スプレイ菊、小菊を含む)、カーネーション、これらはバラと並んで切り花産業を支える大御所です。
そして、ユリ、トルコギキョウ、アルストルメリア、スターチス。
トルコギキョウとアルストルメリアは真っ先に水切れを訴え萎びてきました。
次にユリがシワシワになりました。
スターチスはもともとドライフラワーと区別がつかない(!)ので見た目変わらず。
そして菊は、葉がチリチリになったものの花はしっかりしていました。
頂き物の仏花ですから長持ち剤などは使用していません。
それなのに、かれこれ2週間咲き続けるとは、恐るべし切り花たち!
もしここにバラが加わったらどうだったのか、興味のあるところです。
切りバラはガーデンローズとは違う種類かつ違った育てられ方をしているので、ロザリアンたちがお庭の花を切って花瓶に生けるのとは全く別物だと思います。
それでも私の予想では、バラは菊にはかなわない、と思いますが、どうでしょうか?
だって残った菊の白・黄・紫とアプリコットのカーネーションは、あと1週間は持ちそうな勢いですよ?
教会の葬儀の時はバラも見たような気がしないでもありません。
セレモニーホールによっては仏教でも白バラを使うことはあるのでしょうか?気になります。
もちろん花が長持ちすることが良いことだというわけではありません、どれだけ薬を使っているかということにもつながります。
でも、菊やカーネーションってもともと生きる力の強い花たちなのかなと思います。
そこに人の手が加わって更にパワーアップしているということでしょうね?
昨日の朝日新聞「be」の「作家の口福」でアクの話が出ていました。ほうれん草を煮て出るあのアクです。
『アクとは植物の過剰な生命力を意味するもの』に思えると。
なるほどと思いました、圧倒される植物の力です。
バラたちも芽吹きの春を迎えています。
コメント
トルコギキョウとアルストルメリアは、水揚げしにくかったり花首が弱かったり、日持ちしない代表選手ですね。
カーネーションはまあまあ、菊は最強ではないでしょうか。だって、霊園で咲き残っているのは菊だけですもの。
私が退職する時にいただいた花束に入っていたバラが、今まで手にした切りバラの中で一番長持ちしました。2週間くらいだったかな。こういうのに出会うと、嬉しくなりますね。
それと、デルフィニウムは1カ月持ったことがあります。
バラは禁忌とするホールもあるようで、一応私も葬儀屋さんに釘を刺され、お坊さんの許可を取るように言われましたが、派手な色でなければよいと言われましたよ。お坊さんはピンク色に引いていたけれども(ビビッドなピンクが来るとは私も思わなかった)、参列者には評判上々。
田舎の親戚の葬儀では、むしろ赤を中心に、白はいらないという意向でした。無理を通せば道理が引っ込むを地で行ってました。
人は花に特別な理由を求めるし、花そのものに癒されるし、偉大な存在ですね。
そうそう、まず首が細いのは真っ先にお辞儀をしてしまいます。
花そのものよりも茎がやられる感じです。
菊はその点最強ですね。
デルフィは今回入っていませんでした。
会社員の頃は会社で何度か生花を頼みましたが、決まり切った手続きでありがたかったので、つまり選択の余地はなさそうでした。
当事者の立場になった時、好みを押すにはいろいろ難しいこともあるのでしょうね。
菊とカーネーションとバラ、それぞれ違う需要で3大切り花になっているのですね。
私は自分のお葬式だったらどうかなぁ、パキパキの切りバラで喜ぶかなぁ。
誰かがお庭のバラを切ってくれたら、一房でもそれが一番嬉しいかもしれません。
こちらでは、親族やお友達などがお葬式に花を出したら、
お館に入れる分を除いて、
お葬式の後に参列した人で持ち帰るんですよね。
葬儀屋さんによっては、ちゃんと束ねて持って帰る袋までくれます。
バラは、今までのお葬式では見たことないですけど、
最近は個人の好みを優先してくれるそうなので、可能だと思いますよ。
我が家の小菊は、なにもしてないですけど、もうすでに青葉が出てきています。
菊の生命力は、最強です。
へぇへぇ、袋まで考えられているのですか、私は白いぺらぺらの紙が巻きつけてあっただけでした。
なんだか山積みで、持って帰らないわけにいかない雰囲気で^^;
そっか、バラは「オプション」かもしれませんね。
でも、オールドローズのアレとイングリッシュローズのコレを・・・とか言ってもダメでしょうね、切りバラでなくちゃ。
今回は菊の実力を改めて見直しました、菊、たいしたものです。
高校2年の時に英語のグラマーの先生が亡くなられました。
吉田先生という女性の先生でカトリックでした。
葬儀に参列した時に一人ずつ赤いバラを棺にのせるという形にその時点でカトリックになってしまいそうなほど感動を受けました。^^;
話し変わって、菊は本当にすごいです。
もっと広い範囲(葬儀やお墓参りにとどまらず)で菊の凄さを皆が見直してもらいたいものです。
花そのものもとってもきれいだと思うのです。
葬儀なのでカッコイイとかオシャレとか言うのは語弊があるかもしれませんが、西洋って時としてものすごく洗練されていると感じます。
一輪ずつ・・・って映画だったか、刑事コロンボか何かだったか、なんかテレビで見たような気がします。
菊も種類が豊富なので、パステル色のスプレイ菊なんかは使い勝手が良さそうですね。
日本は卒業シーズンでお花関係は大忙しらしいです。