[タイトル] われらはレギオン1 AI探査機集合体
[著者] デニス E テイラー
[形式] Kindle版
[金額] ¥972
[内容] 人が死後にAIとして蘇ったら・・・というSF
[感想]
AI(人工知能)や3Dプリンタなどが当然のイマドキのSF。
交通事故にあって目覚めたら身体は無くてAIになっていて、でも人間の記憶や知識はすべて失われていなくて、そして自分のバックアップやコピーが当然のように存在する・・・というなかなか面白い発想の物語だと思った。
[雑記]
生存していた時に死後にAIとして蘇らせる契約をして望んでなった状況なので、特殊なヒーロー系の話と捉えて良いと思われる。
とはいえ、自分が再起動されたりバックアップから起動されたりするのは、どんなものなのだろう?
舞台は地球から宇宙へと進むわけだが、アメリカの人はほんとにスタートレック好きだな。
彼らの宇宙はスタートレックでできている。
あと、アメリカ人は眉が動かないと喋れないらしい。
片方の眉を上げるとかそういうことができないとダメらしい。
そういえばイタリア人は手を動かせないとしゃべれないとかいう笑い話があったっけ。
AIの役目は、端折って一言で言うと、滅亡寸前の地球(2133年だそうな)に残った人類を移住させる星を見つけること。
いくらAIといえどもこの広い宇宙をひとりでカバーできないので、自分のコピーをたくさん作る。
そういうわけでレギオン(Legion 軍団)であり副題のAI探査機集合体である。
オリジナルの人間がボブだったので、コピーでできた複数のAIは「ボブたち」と表現される。
同じようなのがたくさんいるミニオンズみたいでちょっと笑える。
宇宙で生命に出会って、それが自分たちより少し遅れた文明だった場合、干渉するのかまたはしないのか、石の使い方や槍の使い方を教えないのか、不干渉は人間の倫理であってAIの倫理ではないのか。
そのへんは2001年宇宙の旅っぽい。
データコピーでできたボブたちの性格が皆少しずつ違う。
確かに人間にはいろいろな面があって自分の中に多様性はあるけれど、データにも優性遺伝があるのかな。
そういえばスターウォーズのストームトルーパーも元は「ジャンゴ・フェット」の遺伝子だったっけ。
クローンも似たようなものなのか?
ということで、
面白かったことは面白かったのだけれど、疲れたから1巻目で止めておく。
3巻まであって、完結したので新聞の誰々さんのおすすめコーナーみたいなところに載っていたもの。
でも次に行こう、Amazonの欲しいものリスト、いっぱいなんだ〜
コメント
わぁ、私もこういうお話大好きです。
スタートレックも子供の頃よく見てました。^^
何かに名前を付けるのって、好みが出ますよね。
宇宙の何かの名はスタートレック、スター・ウォーズではないのです、彼らの基本はやっぱりスタートレックなのです。
わかる気はします(^^)