辞書の罠

わからないことがあった時に辞書を引くと、その説明の中にわからないことがあり、さらに辞書を引き、結局何を調べていたのだっけ?となることがままあります。

今日は英語で「trip up」を調べていました。
最近はネットでちゃちゃっと調べられるので、いちいち重い辞書を取りに行ったり、手に持ったり、ページをペラペラ探したりすることもなく便利です。
「Weblio」に行き当たり、意味を見てみると・・・

倒す、斃す、殪す、仆す、失敗させる、つまずかせる、ころばせる(以下略)

やーだー
読めないじゃない。

倒すと斃すは見たことがあるけれど殪すと仆すはダメだわ。

<斃>
たおれる。しぬ。たおれて死ぬ。たおす。ほろぼす。ころす。
JIS第2水準

<殪>
たおす。ころす。一本の矢で射殺す。たおれる。しぬ。つきる。なくなる。
JIS第2水準

<仆>
たおれる。ふす。前向きにぱたりと倒れる。
JIS第2水準

漢字はどれも「漢字辞典オンライン」で調べました。

こんなことをやっていたら、タブがいっぱい並んでしまって、元の英文はどこだっけ?になってしまいました。
英文は「Ron trips the man up.」
泥棒を追いかけたRon(ウサギさん)が泥棒を転ばせて盗まれたものを奪い返したというお話で、滅ぼしたり殺したりはしていないので、普通に「倒す」や「ころばせる」がわかればよかったのです。
子供用の可愛いお話のはずが、英語初心者なばっかりに、辞書の恐ろしい罠にはまってしまいました。

それにしても、イギリスの(イギリスのサイトを見ていた)幼稚園生は(ウサギさんの絵本だもの幼稚園レベル)「trip up」がわかるのか。
ちょっと悔しい。

コメント

  1. もも より:

    おもしろいですねー。
    日本語のほうが読めないとか(笑)。斃す、殪す、仆す、どれも読めませんでした。^^;
    イギリスの幼児が分かる言葉がわからないっていうのも、悔しい半面、おもしろいです。
    たぶん、幼児はよく転ぶから耳慣れた言葉なんじゃないかなーと思いますが、いかがですか?

    私は大抵、Weblioとアルクの両方を見ますよ。
    trip upの場合は、アルクのほうが分かりやすかったです。
    揚げ足取りのときも使うフレーズなんですね。
    勉強になるなぁ!

    • ラ・ロズレ より:

      おや、アルクのサイトが変わりましたね。
      一時期仕様がごちゃごちゃして見辛かったのでやめていました。
      良くなりましたね、またお世話になろうっと。
      あとですね「Mrs Preston is cross.」も意味がわかりませんでした。
      泥棒にあった家の人が寝ていてウサギさんに起こされた時のフレーズです。
      起こされたプレストン夫人がプンプンしているっていうイギリス英語らしいです。
      子供たちは転んだり怒られたりしてよく聞く言葉なのかもしれませんけれど、このレベルでのハードルは結構打撃なのでイギリスのサイトはやめておこうかなとまで思っているところです^^;